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更新日:2025年4月21日

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4月12日 日新電機株式会社様と琴引浜において第4回生物多様性保全の活動を実施しました!

京都府では、生物多様性の保全等に関心を持つ民間企業と、京都府・京都市の事業趣旨に即した保全活動を行う団体とのマッチングを図る「きょうと生物多様性パートナーシップ協定制度」を設けています。

同協定に基づき日新電機株式会社様と地域の保全団体「琴引浜の鳴り砂を守る会」様とともに、4月12日(土曜日)に第4回生物多様性保全活動を実施しました。

保全活動概要

日時:令和7年4月12日(土曜日) 10時40分~15時00分

場所:琴引浜(京丹後市網野町掛津)

天気:晴れ
参加者:日新電機株式会社様の従業員とご家族、琴引浜の鳴り砂を守る会、京都府、きょうと生物多様性センター(計31名)
活動内容:海岸清掃、希少生物の観察および琴引浜鳴き砂文化館での学習

保全活動の様子

当日は、時より強い海風が吹きましたが、総じて天候に恵まれた一日となりました。鳴き砂と白砂青松の美しい景観で国の指定天然記念物及び名勝となっている京丹後市「琴引浜」の海浜生態系を守るため、日新電機株式会社様の従業員及びご家族の皆さま、地域の保全団体「琴引浜の鳴り砂を守る会」様とともに、保全活動を行いました。

午前中は、東側に位置する遊浜から西側の掛津に向かってゴミ拾いをしながら絶滅危惧種(京都府レッドリスト2022)であるイソスミレ、イソコモリグモ(京都府レッドリスト2024:絶滅危惧種)を観察しました。美しく咲くイソスミレの周辺には、破砕した発泡スチロール等が散乱しており、青い松並木の林内には外観から想像できないほどの大量のゴミが散乱していました。

イソスミレ イソゴモリグモ 

マツ林の外観 林内に一歩入ると、大量のゴミが見受けられる

お昼休憩では、地元郷土食伝承グループ「琴引浜まんまくらぶ」様謹製の丹後のバラ寿司(サバのおぼろが特徴)とようかんをいただき、その後は琴引浜にて鳴き砂体験をしました。昨年参加した時にはうまく音が鳴らなかった、という参加者も守る会様に教えていただくと、すぐにキュッキュッと音が鳴り出しました。また、「太鼓浜」では砂浜を叩くと音が響き、砂を鳴らしたり浜を叩いたりと、いろいろな音色を楽しみました。

午後からはリニューアルした琴引浜鳴き砂文化館にて琴引浜において、砂が鳴る原理や、漂着ゴミの種類、海浜生態系の特徴について解説を聞きました。

鳴き砂体験 琴引浜鳴き砂文化館にて

きょうと生物多様性センターは、京都の豊かな自然を守るため、今後も皆さまとともに保全活動を進めてまいります。

 

お問い合わせ

自然環境保全課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

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