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京都府及び精華町では、持続可能な地域公共交通を確保するために、自動運転バスの社会実装に向けた実証事業に取り組んでいます。
「けいはんな万博2025」において、その一環として自動運転バスの運行(レベル2(部分運転自動化))を含む複数台遠隔監視の実証を行います。
2025年8月26日(火曜)~9月2日(火曜)
けいはんなプラザ→けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)→けいはんなプラザ
現在、全国各地でレベル4自動運転技術を活用した移動サービスの社会実装に向けた取組が進められています。しかし、自動運転車両の運行には遠隔監視員や保安員の配置が必要となり、人件費を中心とした運行費の高止まりが持続可能な社会実装のハードルの1つとなっています。
そのため、1人の遠隔監視員が1台の車両を監視する「1対1遠隔監視」から、1人が複数台の車両を同時に監視する「1対N遠隔監視」への移行が不可欠です。これにより、運行費の削減による事業性の向上が期待されます。
1対N遠隔監視においては、ダイヤ通りの運行や車内外の安全確保などのため、監視員の業務量や通信量が増加すると想定されます。そこで本実証では、安全性と運用性を両立した効率的な1対N遠隔監視の実現に向け、主に以下の2点の技術の検証を行います。
安定した通信回線を確保する技術や、監視映像の品質制御・安定した伝送ができる技術を活用し、1か所・1名で複数地域・複数台の遠隔監視を前提とした通信要件の検証/同時監視の通信観点から、最大で何台まで管理できるか見極めます。
交通事業者による実際の運用にも耐えられるような「1対N遠隔監視システム」の構築のため、AIでの画像解析を通じた異常発生時の通知や、対応優先度の判定等により、遠隔監視者の業務所要時間低減効果を検証します。
【実施主体】
【協力機関】
本実証は「総務省地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」及び「けいはんな万博2025」の一環として実施するものです。
アイサンテクノロジー株式会社
DX事業本部都市空間DX推進部
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