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「第1回文化力創造懇話会ビジョン検討会議」開催結果

日時

平成24年4月25日(水曜) 午後5時00分から7時00分まで

場所

御所西 京都平安ホテル 2階 「嵯峨の間」

出席者

大田喜好委員、加柴和成委員、栗山圭子委員、佐藤卓己委員、杉本節子委員、永井正人委員、畑正高委員、藤本英子委員、堀木エリ子委員、松尾恵委員、村井康彦委員、山極壽一委員、山本壯太副座長、六嶋由美子委員、鷲田清一座長 (五十音順、敬称略)

議題

  1. ビジョンの改定について
  2. 意見交換

委員意見の要旨

「京都の文化をめぐる新たな潮流」について

  • 今国会で「古典の日」が法制化される見込み。11/1を「古典の日」に制定することや自治体に古典振興の施策の推進を求めるもの。「文化力による京都活性化条例」にも反映する価値があるだろう。この動きはかなり大きな出来事。
  • 5年後、団塊の世代が70代になる。高齢化が(伝統)文化にどういう影響をもたらすのか、新たな潮流として視野に入れるべき。

「文化首都・京都の推進」について

  • 京都は、今後文化首都を目指すのか、それともすでに文化首都であり、さらに推進するのか。どちらの認識なのか。舞台芸術、創作部門は弱いが、お茶や生け花については、すでに文化首都と言っても良いのでは。
  • 京都市と府域の関係をどう捉えて、府域の文化力をどう発展させていくか、という観点が大事。
  • 「文化首都」という言葉は、ドイツの首都がバイエルンからベルリンに移ったときにバイエルンが負け惜しみで使ったのが最初。
  • 京都ビジョン2040の双京構想に同感する。天皇が東に移られて150年たつが、天皇とその周辺に喜んでいただくことが京都文化の原点。

「文化力による京都の活性化」について

  • 大震災以来、様子が変わってきた。資本主義も低迷。今後経済が右肩上がりになることは想定できない。文化については、こころの安定、支えを通じて、絆づくりの視点を強くすべき。経済だけでは、道を間違う。人間同士がふれあう施策が必要。
  • 文化は基本的に伝えあうもの。スケールを考えた伝え方をする必要あり。京都のコミュニティは非常にうまくできている。  
  • 「文化力」という言葉は、河合隼雄先生が初めてではなく、1943年に法政大学の松本先生が、戦争末期で文化力に頼るしかない情勢で、世界に目を閉ざした意味で使ったのが最初。
  • 北部には文化、歴史がないと言われるが、平安京以前から丹後王国がある。 振興局単位を超えてゾーニングし、 丹後・中丹・南丹で、丹の国(にのくに)の文化圏、平安京文化圏、山背文化圏という視点が必要。 

「府民の文化活動の展開とほんまもんの文化芸術の振興」について

  • 中学、高校、大学と世代が一段上がると交流がさらに広がる。一段上がると切磋琢磨したくなる。これが人間の当然の心理であり活性化の源。
    広がりの面でも、NPOとか市町村は狭いので、それぞれが交流して文化をつくっていく。そして京都全体の文化をつくっていく。広域的に施策を展開することが必要。
  • 伝統芸能などのハレの文化だけでなく、ケの生活文化(日常の文化)も重点的に注力すべし。生活文化、地域に根付いた文化を伝えることが大事。
  • 食文化を文化と意識づけたり、京言葉も含めて、生活文化をいかに次世代に伝えていくかが大事。文化は府民が楽しむことが大事。

「次世代の担い手育成、次世代による文化創造」について

  • 国文祭では、小学、中学、大人の3世代が連携して伝統芸能を発信した。伝統文化を小中高生に継承したい。世代間をつなぐ機能、教育効果もあり。
  • 子どもたちに古典を伝えること、それは、日本・京都・ふるさとのことを知ること、誇りを持つことであり、生きる力につながる。古典を学ぶことは自分の土地、国に誇りを持つこととなる。
  • 地域の文化は横のつながり、次世代への継承は縦のつながり。T字型を意識しながら、地域と次世代を検討すべき。。

「こころの文化の未来への継承、世界への発信」について

  • 「こころ」の英訳は、wish、heart、spirit、mind、どれもあてはまらない。 日本語の不思議さ、こころの難しさを感じた。
  • 日本で文化というと、良いものは何でも入る。日文研の英訳は、 
    International center of Japanese study。cultureを入れないのが英語の文脈。外国人にどう伝えるのかを意識しないと、国際発信になりづらい。
  • 文化は芸術だけではない。職人の技の背景にも「こころ」がある。
  • 京都人のこころを文化と定義して、それをどう使っていくのか、そこに本質があるように感じる。京都大学には「こころの未来センター」がある。
  • 文化と聞いて、一般には芸術文化を思い出すが、京都流の仕事の進め方も文化の一つ。
  • 京都からの発信は弱い。職人さんの紹介等、京都から世界への発信に注力すべき。世界中から人がやってきて、京都府の文化力、人間力が高まる。
  • 「こころ」の定義は、府民にもわかりやすいものでないといけない。
  • 世界に発信するにはきちんとした覚悟が必要。戦時中の誤った認識があるので、日本人の文化を外国に理解してもらうのは難しい。

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