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たんたんで働く【福知山】「どんな環境でも “自分にしかできないこと” は必ずあると思います。」ユーハン工業株式会社・和出勇司さん

 
この記事は2017年10月4日、WEBサイト「わかもん 京都でつながる!動きだす!」(https://wakamon.link/)で公開したものです。

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今回は福知山市に本社を構える「ユーハン工業 株式会社」(外部リンク)で働く、和出勇司(わで ゆうじ)さんにお話を伺いました。

ユーハン工業株式会社/和出勇司さん:1983年生まれ、綾部市出身。京都府立工業高校卒業後、福知山市にある長田野工業団地の企業で15年勤め、2016年3月にユーハン工業(株)へ転職。自然豊かな地元が好き。中学生の時にはじめたソフトテニスを現在も続けている。

転職・新規事業の立ち上げ、結婚・子どもの誕生・・新たなことに挑戦する日々。

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1954年に創立したユーハン工業(株)。油圧歯車ポンプや油圧パワーパッケージをつくっている会社です。

ユーハン工業で製造している製品は主に、農業機械や小型建機などに使用される手のひらサイズの小型ポンプのシリーズと、輸送車両や搬送機械に使用される油圧パワーパッケージがあり、(株)島津製作所(外部リンク)の製品として世の中へ流通していきます。

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和出さんが現在所属し、班長を務めているのは、2016年4月から新たにはじまったコイル部門。この建物の中で、コイルをつくるところから検査をするところまで全て担当しています。

その後、近くにある本社の方で加工・組み立てをし、「パワーパッケージ」というトラックの荷台やリフトの上げ下げをコントロールする部分に使われる製品になっていきます。

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最初に届く大きなコイルから何百、何千ものコイルパーツがつくられていきます。「自分たちがつくったものがお客さんの笑顔につながる瞬間が嬉しい。」と和出さん。

和出さんは最初から地元就職を希望しており、小さい頃からものづくりが好きで、製造に関わる仕事がしたいと思っていたそう。

2016年に結婚し、翌年6月にお子さんが誕生。転職や結婚、新しく家族を迎えるなど、チャレンジングな日々を送っている和出さんに、福知山での仕事のこと・暮らしのことを伺いました。

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前職の際に転勤の話があったそうですが、当時和出さんは婚約していたこともあり、“自分たちの暮らしを大切にしたい” と福知山から離れない職場への転職を決意します。

数ある転職先の中で、“製造の第一線で働いていた” というこれまでの経験が活かせる仕事かつ、自分がつくったものを手に取った方に喜んでもらえる仕事をしようと思いユーハン工業で働くことに。

「ユーハン工業が手がける製品は基本的にBtoB(※2)なので、一般のお客さんの目に直接触れることはないかもしれないけれど、“人の暮らしを支えている大切なパート” であることは変わりません。」と和出さん。

3ヶ月の試用期間が終わった頃に「コイル事業」を新しく始めることになり、責任者として和出さんが抜擢。気おくれする部分はあったものの、“誰もやったことがない” という状態をチャンスだと感じ、挑戦することを決心。

「福知山から離れないように・・と転職をしたはずなのですが、新婚早々単身赴任が決まってしまいまして・・。2017年の年明けから3ヶ月間は滋賀県での単身生活でした。奥さんのお腹に子どもがいたので、奥さんにも不安な思いをさせてしまったのではないかと思います。」(和出さん)

そして、今年の6月に元気な男の子が誕生。少しずつ大きくなっていくお子さんを抱き上げる度に幸せを噛み締めているのだとか。

(※2) BtoB・・「Business to Business」のことで、企業間の取引関係をさすことば。

ものづくりを好きになったきっかけは、幼い頃から見ていた父親の背中

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お父さんが左官屋をしていた関係で、昔から建築現場へ出入りしていた和出さん。壁を直したりブロックを積んだりと、昔から家づくりやものづくりの現場を見ていたり、夏休みの自由研究や工作をお父さんと一緒につくった思い出があるそうです。

高校の時にアルバイトで左官の仕事を手伝いながら、家づくりに関わる様々な職業を見ていた和出さんは、たくさんの人が関わりながらひとつの家をつくるプロセスを見て、「ものづくり」に対してさらに興味をもっていきます。

実はプライベートでもDIYが好きで、現在は家のクロスを張り替え中なのだとか。

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▲和出さんがDIYでつくった休憩用テーブル

中学・高校時代はソフトテニス部に所属。現在も続けており、時々大会にも出場するのだそう。この先も「生涯スポーツ」としてずっと続けていきたいとおっしゃいます。

京都府立工業高校を卒業してから15年以上 ソフトテニス部の外部コーチとして関わり続けていたり、母校の仲間とチームをつくったり、別の社会人チームにも所属していたりと、休日は奥さんに怒られない程度にテニス三昧。

面接では “自分がどんな人間なのか” を自分の言葉で伝えること。

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和出さんに、“就職前の自分にアドバイスをするとしたら?” という前提のもと、「働く」という今回の特集テーマについてお話を伺いました。

-就職前の自分に「働くってどういうこと?」と聞かれたら、和出さんはどんな風に答えられますか?

和出さん(以下、和出):当時の自分には、これといった夢やなりたい職業もなかったし、大学に行く時間を社会人としてのキャリアにしたかったので、進学をせずに働きたいと思っていました。なので、ものづくりに携わる「製造」の仕事がしたい、遊ぶための「お金」がほしい、ということが何よりも働く理由だったんですね。

なので、まずは “自分のため” に働いていました。

今は結婚して家族ができたので、生活のために働くことや欲しいものを買うこと、自分の楽しみなど、自己実現のために働いていると思っています。

-なるほど。普段はどんなことを考えながらお仕事をされていますか?

和出:どんな環境でも “自分にしかできないこと” は必ずあると思っています。たまたま今回「コイル班」が立ち上がったことでその部門の責任者になりましたが、現在、コイル用のハンダを取り扱う資格はこの会社で僕しか持っていません。

3ヶ月に渡る滋賀での研修は確かに大変でしたが、その期間を経て、この会社で “自分にしかできない仕事” を見つけることができました。

また、1日の仕事量はだいたい決まっているのですが、時には早く終わることもあります。そういった時間をもっと有効活用したいと僕は思っています。休むことや仲間と話すことももちろん大事なのですが、空いた時間の使い方によっては、次の日以降の仕事にもプラスの変化があるので。

-自分にしかできないこと、ですか。わたしにとっても耳の痛い話かもしれません・・。和出さんが転職活動の際に心がけていたことはありますか?

和出:僕の場合は中途採用だったので、面接では「即戦力」になるかどうかが重要視されます。そういった部分ではもしかしたら新卒採用の面接と少し異なるかもしれませんが、自分は “こんなことができます” とか “こんなことにチャレンジしたいです” という意思を、自分なりの言葉でアピールしていくことを心がけていました。

- “自分がどんな人間なのか” を、自分の言葉で伝えること。

和出:はい。自分で自分をアピールするのは難しいし、気恥ずかしい時もあるのですが、それをしないと伝わるものも伝わりませんから。学生のみなさんもがんばってください。応援しています!

-和出さん、本日はありがとうございました! 

“地元での暮らしを大切にしたい” と家族の時間や母校との関わりをとても大事にされている和出さん。社会で働いていく上で、“自分が何を大切にしていきたいか” を改めて考えるインタビューとなりました。

自分のやりたい仕事に就くこと、お金をいっぱい稼ぐこと、いい仲間がいる環境を探すこと。そして、自分の暮らしたい地元や地域で暮らすこと。どこに重きを置くのかはきっと、人それぞれだと思います。

自分のなかで “働く目的がどこにあるのか・大切にしたいことは何なのか” を改めて問い直してみると、将来のキャリアを考える上で少しずつクリアになっていくのではないでしょうか。

 

ユーハン工業株式会社
http://www.u-han.co.jp/

 

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