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たんたんで働く【福知山】「近所のおっちゃんに気軽にあいさつしたり、お店に行けば知り合いがいる。人と人との距離感が近いところが好きなんです」株式会社大嶋カーサービス・尾上聖児さん


この記事は2019年2月1日、WEBサイト「わかもん~京都でつながる!動きだす!~」(https://wakamon.link/)で公開したものです。

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今回は、株式会社大嶋カーサービスで働く尾上聖児(おがみせいじ)さんに、お話をお伺いしました。

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(プロフィール)

1989年生まれ。名古屋市で生まれ、5歳の時に京都府与謝野町へ引っ越し。進路をめぐって高校を退学。定時制高校卒業後、名古屋での飲食業の修行を経て、地元にUターン。2017年に株式会社大嶋カーサービスに入社し、ロードサービス担当として自動車トラブルのあった現場へ駆けつける日々を送る。子どもの頃から機械いじりが大好き。

創業53年。車の困りごとは大嶋カーサービスへ

1966年、福知山で創業した株式会社大嶋カーサービス。もともとJAF(日本自動車連盟)の福知山サービスステーションとして、全国ネット、年中無休・24時間対応のロードサービス事業から始まります。それから53年を経て、現在は京都府の福知山・舞鶴・京丹後、そして兵庫県の篠山に拠点を置き、自動車に関わるさまざまなサービスを展開しています。

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ガス欠、バッテリー上がり、レッカーサービスなど自動車のトラブルが起こったら、どこへでもすぐ駆けつける年中無休・24時間対応のロードサービス。オイル交換や傷・凹みなどあらゆる車の修理を担う板金・塗装事業。ほかにも車検や自動車販売、中古車の買取・査定、レンタカーの貸し出しなど「自動車の困りごとはまず大嶋カーサービスさんへ」と思い出してもらえる、そんな存在です。

自動車トラブルの連絡があればすぐ現場へ!

ロードサービスという言葉を聞いたことはあっても、学生だとまだ免許を持っていない人も多いはず。まずは尾上さんに、ロードサービスの仕事について教えてもらいましょう。

−−ロードサービスってどんな仕事なのでしょうか?

尾上:ガス欠、バッテリー上がり、レッカーサービスなど自動車のトラブルの連絡を受けたらすぐに現場に駆けつけて対応します。普段は会社で車両の整備をしているのですが、契約している保険会社などから出動要請があったら、どこでも飛んでいきますね。

 

−−そうなんですね!仕事中に大切にしていることは何でしょうか?

尾上:お客さまは事故などのトラブルに見舞われているので、まずは安心してもらうことが大切です。事故に慣れている人はいないので、次に何をしたらいいのかわかっている人は多くありません。だから出動要請が来たら、まずお客さまに電話をして「これから行きますね」と声をかけて、落ち着いてもらえるように心がけています。現場に向かう移動中も、「あと何分で着きます」、「今どの辺りです」とこまめに連絡して、少しでも不安を取り除けるようにしています。

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−−記憶に残っている出動はありますか?

尾上:たくさんありますよ!そうですね、以前山奥のキャンプ場で、鍵の閉じ込みをしてしまった方から出動要請があって、現場に到着したら、カップルが喧嘩していたんです。なぜキーロックが起きたのか聞いていくと、連れていた犬がたまたま閉めてしまったみたいで。「急いで開けますので、喧嘩しないでください」とお話しして作業をし、無事にドアが開いて、車の中から犬も出てきて。みんなで最後は笑いあった時は、気持ちが良かったですね。

 

−−仕事を通じて、たくさんの修羅場を目撃していそうですね。

尾上:はい(笑)修羅場とは違いますが、気まずい出動というのがあって。それはバッテリー上がりで出動したとき、現場に着いて何もせずエンジンをかけただけなのに、エンジンがかかることなんです……。ブースターケーブル(※)をつないだわけでもないのに、かかっちゃって。この時の空気感は、とんでもなく気まずいんですよ。そんな時は、「あ〜、はいはい、車もぐずることがあるんですよね」と、お客さまが負い目を感じなくていいよう、場を和ませるようにしています。

 

「ブースターケーブル」とは、バッテリーが上がってしまったクルマと救援車のバッテリーを繋ぎ、エンジンを始動させるケーブルです。

 

−−それは焦りますね。尾上さんのお話を聞いていると、ロードサービスには技術はもちろんですが、気遣いや心配りなどのサービス面も大切なんだなと思います。

尾上:そうなんです。僕たちは、気軽にロードサービスを利用してほしいんです。要請があったらどこにでも飛んでいきますし、嫌だなとか面倒だなとかいう気持ちはまったくありません。だから「次、困ったことがあっても、自分で何とかしようと思わずに、ちょっとしたことでも呼んでくださいね」と言葉を添えるようにしています。

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子どもの頃から好きだったことが仕事になった

−−尾上さんは、自動車修理の技術や知識はどこで身につけたのでしょうか?

尾上:そうですね。小さい頃から機械を分解したり組み立てたりすることが好きで、「幼稚園児の頃から片手にはいつもドライバーを持っていた」とよく母に言われます(笑)小学生になるとビデオデッキを分解しては組み立てることを繰り返して遊んでいました。バイクも趣味なのですが、購入したバイクは一度全部バラバラにして、組み立て直して、「ようやく自分のバイクになったな」と。

バイクの分解・組み立ても友達同士でいじっているうちに身につきました。ずっと機械いじりを趣味でやってきて、母からは「毒にも薬にもならんな〜」と言われていたことが、ロードサービスの仕事に就いたことで、誰かのために使える技術や知識になったのは嬉しいですね。

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−−すごいですね。尾上さんは、子どもの頃から好きなことややりたいことが明確だったのかなという印象を受けます。早い段階から、機械や乗り物に関わる仕事がしたいと考えていらっしゃったのでしょうか?

尾上:いや〜迷ってばかりですよ。機械や乗り物は好きでしたが、何が仕事になるのかピンときていなかったので。ほかにも建築士や大工、警察官などなりたい職業はいろいろあったんです。でも高校生の頃は決めきれなくて。

 

−−そうなんですね。

尾上:高校の進路調査って、将来のことが何も決まっていなかったとしても、就職するか、進学するか、進学するならどの学校を目指すのか書かないといけませんよね。僕は決められなかったから、先生に「待ってほしい」と言ったのに、急かされて。だから、「行き先もわからん電車にとりあえず乗れと言われたら、先生は乗る?飛び乗らんやろ。僕が違う電車に乗っても、先生は責任とれやんやろ」って言って、退学したんです。その後は、定時制の高校に通いながら、友人の紹介で飲食のバイトをしていました。

 

−−高校を卒業したあとは、どういう経験を経て、今に至るのでしょうか?

尾上:気軽に始めた飲食の仕事も、いつしか店長を任されるようになっていて。バーテンダーとして独立したいと思い、3年ほど名古屋で修行しました。腕には自信があったのですが、尊敬する先輩が独立に失敗するのを目の当たりにして、僕には無理だなと思ってしまったんです。それで京都府の与謝野町にUターンしました。仕事を探している時に、大嶋カーサービスのロードサービスの求人を見つけて、飲食で培ったサービス経験と、得意な車両整備を活かせる仕事だと思い、応募しました。

中丹の魅力は、人と人との距離感が近いところ

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−−大嶋カーサービスで働いてみていかがでしょうか?

尾上:僕の好きなことや得意なことを仕事にできているので、とても楽しいです。お客さまからご指名をいただくこともあります。もちろん安心や技術が大切ですが、お客さまとの信頼関係を築いていけるよう、これからも人との関わりを大切にしたいですね。技術面では、同業者から「大嶋カーサービスの尾上さんの技術は、めっちゃすごい!」と言ってもらえるような、ロードサービスのエキスパートを目指します。

 

−−最後に中丹で働き、暮らす魅力を教えてください。

尾上:一度名古屋に出ていますが、その時から「きっと大都市には馴染めないだろうな」と思っていたんです(笑)もう大都市での生活には満足したので、ずっとここで生きていきたいですね。静かなところや、近所のおっちゃんたちに気軽にあいさつできるところ、飲食店に行けば知り合いがいる。そんな距離の近さが、好きなんです。

 

この記事には書ききれないほど、ロードサービスで出会ったお客さんとのエピソードを話してくれた尾上さん。一つひとつの出会いを大切にしながら、仕事を楽しむ尾上さんの姿が印象的でした。

 

 

株式会社大嶋カーサービス

http://www.oshima-cs.co.jp/(外部リンク)

 

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