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【綾部】「『きれいになったね』の言葉を励みに、信頼されるトリマー目指す」BUBBLE(バブル)・トリマー_谷掛友唯さん

ペットの美容師として、カット、シャンプー、爪切りなどをするトリマー。大切な家族の一員としてペットの健康や美容に気を使う飼い主は多く、活躍の場が広がっている。綾部市のペットサロン「BUBBLE」で働く若手トリマーに仕事の様子を聞いた。

 

谷掛友唯さん

〈プロフィール〉

2000年1月14日生まれ。22歳(取材時)。京丹波町生まれ。京都府立須知高等学校食品科学科を卒業後、京都市内の専門学校でトリマーの技術を学び、綾部市のペットサロン「BUBBLE」に就職。3年目

楽しすぎた愛犬の世話、将来の道を決める

トリマーとして働き始めて3年目の谷掛友唯さん。「がんばってな~」と優しく声をかけながら、愛情たっぷりにブラッシングする。犬も安心して身をまかせている。

子どもの頃から動物が好き。「目にすると気持ちが溢れてしまって。ペットに会うために友達の家に行って、友達よりもペットと遊んでいました」。自宅で犬を飼うようになってからは、シャンプーなどの世話が楽しくてしょうがなかったと話す。

中学生のときに「トリマー」という仕事を知り、目指すことを決めた。少しでも動物と触れ合いたいという理由で、愛玩動物の飼育管理が学べる地元・須知高校の食品科学科(公園管理コース)へ進学した。その後、京都市内の専門学校で学び京丹波町へ帰郷。通勤圏内の隣市にある「BUBBLE」に就職し、トリマーとしての道を歩み始めた。

ブラッシングする谷掛さん

安心して預けてもらえるように

最初は足周りのカットだけで精いっぱいだった。犬種によってやり方やスタイルが多様にある。動画を見て研究するが、頭では分かったつもりでも実践ができない。犬を落ち着かせる余裕がなく、一度ケガをさせてしまったことがある。「飼い主のお客様に『気にしないで』と声をかけてもらいましたが、すごく落ち込みました」。それ以降、犬に話しかけてリラックスさせたり、力を加減したりと犬の気持ちを汲み取りながらのトリミングを心掛ける。

いまでは全身のカットやシャンプー、爪切りまで幅広く担当できるようになった。「まだ先輩に最終チェックをしてもらっていますが、お客様から『きれいになったね』と言っていただけるのが嬉しく、自信になります。安心して預けてもらえるトリマーになりたいです」。

柔らかい笑顔が印象的な谷掛さん。オーナーの五十嵐順子さんは、「犬にもお客様にも好かれる存在。おっとりしているので初めは心配しましたが、実は芯が強く、地道に努力して成長しています。トリミングのセンスもある」と期待する。

5匹の猫と暮らす

現在、両親、猫5匹との実家暮らし。就職を機に地元へ戻ったのは「猫の世話をしたかったから」と即答する。早く帰れる日は猫のごはんやトイレの砂などを買って帰り、休日はのんびり猫と遊んで過ごすことが多い。

専門学校時代の友人と出かけることも。ネスタリゾート神戸で動物と触れ合った

 

ーーある日のスケジュール(早番)ーー

6時30分:起床、1時間ほどかけてゆっくり準備。家族と朝ごはん

8時:家を出る

8時30分:出勤(すぐ仕事に取り掛かれるよう早めに出勤)

9時:始業、一日の予定を確認。店の犬の手入れ、犬舎の掃除。

10時:開店、トリミング

12時30分ごろ:お昼ごはん(おにぎり1個、鮭フレーク入り)

13時ごろ:業務再開

18時:終業、猫のごはんなど買い物

19時:帰宅、お風呂、家族と夕ご飯

テレビやスマートフォンをみたり猫と遊んだり、のんびりする

24時ごろ:就寝

ペットと飼い主のためにより良い空間を進化し続けるサロン

オーナーの五十嵐順子さんがトリミング専門店として1987年にオープンした「BUBBLE」。飼い主とペットのためにと、より良い空間を目指すうち、フードの販売やブリーディング、さらにペットホテルと幅広く対応するようになった。店内は、オーナーが一点一点セレクトするペット用の洋服や雑貨が並び、まるでブティックのような空間。セルフカフェブースも用意している。また犬と飼い主が一緒に参加する様々なイベントを企画していて、飼い主同士の交流の場につながっている。

スーパーマーケットでもペット用品が売られる時代だからこそ『ここにしかないもの』を揃える

 

店内併設のドッグランで愛犬を遊ばせることができる

社員旅行はプレゼンで決定「仲間を楽しませたい」気持ちが接客の向上に

オーナー1人から始まった店も徐々に人数が増え、現在はトリマーと販売スタッフを含め6人が働く。クリスマス会などのイベントも多く、スタッフはみんな仲良し。

最も盛り上がるのは、年に1度の日帰り旅行。五十嵐さんが提示するテーマに沿って、行き先や行程はスタッフが考え、プレゼンで決める。ちなみに今年のテーマは「スローでチルな旅(チル=「まったりする、くつろぐ」など意味)」。寸劇を交えた熱いプレゼン大会の結果、写経や足湯などを体験する城崎温泉の旅が採用された。「みんな楽しませようと全力で考えてくれます。この気持ちが接客に生きていると思っています」と五十嵐さんは話す。

一昨年は「クリエーション&ヒーリングの旅」をテーマに与謝野町へ。糸巻きランプ作り体験を楽しみ、滝を訪れて癒やされた

犬は人の気持ちに敏感スタッフがいつも平常心でいられるように

育児休暇中のスタッフのフォローなどで、残業になる日もあるが、五十嵐さんは勤務を早出と遅出に分け、負担を分散させている。また情報共有できるよう連絡ノートを作り、円滑なコミュニケーションを図る。

「犬は人の気持ちを敏感に察します。スタッフが平常心を保ち笑顔でいられるような職場づくりを心掛けています」

BUBBLE

綾部市青野町高田59

電話0773-42-4559

 

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