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畜産分野では、家畜の増体や飼料効率の向上のために、抗菌剤を飼料添加物として使用する場合があります。
しかし、家畜への抗菌剤の使用により薬剤耐性菌(抗菌剤が効かない細菌)が増加し、家畜の治療を困難にするだけでなく、畜産物等を介して、人の感染症の治療を困難にすることが懸念されています。
現在、農林水産省では、食品安全委員会のリスク評価において家畜での使用により人の健康に悪影響を及ぼすおそれがあるとされた抗菌剤について、飼料添加物としての指定の取消しを行っています。
この度、テトラサイクリン系物質※について、飼料添加物としての指定を取消し、使用が禁止されることとなりました。(令和元年12月27日予定)
令和元年12月27日以降、テトラサイクリン系物質を飼料添加物として含有する飼料を販売したり、使用することは飼料安全法(飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律)に違反することとなりますので、飼料関係業者及び畜産農家の方におかれましては、テトラサイクリン系物質添加飼料の在庫を12月26日までに解消するようお願いします。
注※テトラサイクリン系物質:アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン
【参考】
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