中丹広域振興局
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これまで当所が福知山市内で実施した環境学習(水生生物調査)の際、採取した生きものを指標生物のいかんにかかわらず並べてみました。皆様も身近な河川で生きものを採取したときの参考にしてください。
生物は、それぞれの生態にあわせ、好適な環境を選択して生息しています。
この性質を利用して、さまざまな生物の中で、限られた環境にのみ生息でき、かつ、環境の変化に敏感な性質を持つ種について、その分布状況、経年変化等を調べることによって、地域の環境を類推・評価することができます。このことを生物指標といい、これらの生物を指標生物といいます。
石をひっくり返すと、下にいる生きものが採取できます。アミをうまく使うと、逃げる生きものも採取できます。
・ヘビトンボ(幼虫)
きれいな川にいる肉食の水生生物です。裏から見ると、足の付け根に房状のエラが確認できます。同じ種類でも棲んでいる場所によって、すこし色が違いました。
・ヒラタドロムシ(幼虫)
ややきれいな水に棲む水生生物です。石の下にくっついて移動します。裏返すと、足が見えます。成虫は普通の甲虫になります。
・サワガニ
主にきれいな水の川に棲んでいます。棲んでいる川によって、色の違う個体が採取できることもあります。
・カワゲラ(幼虫)
きれいな水の川に棲む肉食の水生生物です。石の上を素早く動きます。
・カゲロウ(幼虫)
尾が2本のものが指標生物のヒラタカゲロウ類です。
ヒゲナガカワトビケラ類(幼虫)
きれいな水とややきれいな水で見られるため指標動物ではありません。
・カワニナ
ややきれいな水の川に棲む貝の一種です。ゲンジボタルのエサになるため、カワニナのいる川には蛍もいることがあります。
・マシジミ
シジミの仲間で、河川の砂地にすんでいます。
水草の生えてところをアミでガサガサしてみると、水草に隠れている生きものが採取できます。
水草の中にはいろいろな種類のエビがいます。取る場所によって、透明なものや黒いものなどいろいろな種類がいます。
・コオニヤンマ(幼虫)
丸い体と、丸い2個の触角が目印です。
・その他の生きもの
水草の中には、ザリガニやタイコウチやヤゴの仲間がたくさんいます。
普段は泳いでいて捕まえにくい魚も、水草や石の下に隠れたところをアミで捕まえることができました。
・ヌマチチブ
・ヨシノボリ類
・シマドジョウ
横から見るとシマの模様があります。
カエルのいるような川にはオタマジャクシがいました。
・モグラ
河原にひょっこり現れたところを写真をとってみました。
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