昭和5(1930)年11月、川勝は、自らが主幹を務める史迹美術同攷会から、雑誌『史迹と美術』を発刊します。この雑誌は、他の民間研究団体の会誌が姿を消していく中、戦中戦後の混乱期や主幹である川勝の死を乗り越え、現在に至るまで発行され続け、在野の研究者・愛好家の研究発表・交流の場を提供しています。
内容は、川勝の専門である石造美術に限らず、史跡・考古・絵画・工芸・建築・庭園など幅広い分野にわたっており、川勝自身も多くの論文・報告を掲載していました。
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