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令和3年度「人・まち・キャンパス連携支援事業」実施結果について

大学生が府内各地で様々な実践型研究を行いました

 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた活動が実施できなかったプロジェクトもありましたが、大学教員の指導のもと、大学生が府内各地へ飛び出し、現地調査や地元の方へのインタビュー、グループ討議等を重ねて地域の課題や魅力を発見し、地域活性化に向けて取り組みました。
 この度、以下のとおり令和3年度の活動結果をとりまとめました。

事業実施市町村・大学(事業名)一覧

 

丹後地域

 宮津市

  1. 連携大学
    京都大学
  2. プロジェクト名
    学びと実践の郷:宮津-大学・地域の社会連携による地域づくり事業-
  3. 参加学生数
    延べ72名
  4. 事業目標
    現場でのフィールドワークやアクションプランの実施により、地域や連携団体が抱える諸課題の具体的解決に取り組むとともに、学生と地域が相互理解と学び合いを深め、内外に向けて課題や取組を発信していくことを目標とする。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 「地域資源の活用と発信に向けた協働事業」(上宮津地区)

地域住民との協働により地域資源の整備活動(上宮津城址の整備と地域住民(親子)への自然教育活動)を実施するとともに、情報発信の一環として城山樹木冊子を作成した。また、地域の次世代地域ビジョンの作成に参画した。

  • 「世代間交流促進を通じた日置コミュニティ活性化事業」(日置地区)

連携団体と大学生を中心にアンケートの作成と実施に向けた計3回のワークショップを実施した。また去年度に引き続きニューズレターの発刊・配布を行った。

  • 「まごころ市 地域にぎわい拠点事業」

これまでの調査をもとにした取り組みの再提案と、まごころ市出荷者対面インタビューをもとに、出荷者の情報を発信する為のパンフレットの作成を行った。

  • みやづ森里海連環(宮津市全域)

持続可能な地域づくりの1アプローチとして森里海連環の再構築に向けた大学生フィールド実習を地域の農業関係者、漁業関係者、地域づくり関係者などの協力を得て実施した。

  • 国際交流(宮津市全域)

新型コロナ感染症の影響により現地での直接的な交流機会をもつことはできなかったが、来年度以降の地域の国際交流・国際協働に向けて相互理解を深めるための動画作成を日本(特に上宮津地区)とブータン(バルツァム郡)の間で実施した。

【関連サイト】

京大・宮津市01京大・宮津市02

 

 宮津市(府中地域)

  1. 連携大学
    京都産業大学
  2. プロジェクト名
    府中地域の観光まちづくりのデザインと推進
  3. 参加学生数
    延べ83名
  4. 事業目標
    府中地域での暮らしとアクティビティを体験する観光プログラムを企画提案する。また、アンケート・インタビュー調査によって観光客のニーズを掘り起こすことを目標とする。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 観光ニーズや府中地域の課題を把握するため、18店舗・施設の協力の下、観光客へのアンケート調査を実施した。
  • 府中地域内の農村地区・漁村地区を地域会議メンバー引率の下で視察した。また、府立丹後郷土資料館と天橋立ワイナリーでのインタビュー調査によって、現地の歴史や生活様式、ワイナリーの取組みについて知見を得た。
  • 観光プログラムの企画について演習内でオンラインでの中間報告会を実施し、地域会議メンバー、飲食店経営者、市役所職員、MIYAZU未来戦略マネジャーの方にご参加いただき、助言・要望をいただいた。
  • 調査・分析結果に基づいて研究論文を作成し、「京都から発信する政策研究交流大会」にて研究発表を行った。
  • 観光プログラムの企画内容についてハイブリッド形式での成果報告会を開催し、地域会議メンバー、飲食店経営者、市議会議員、市役所職員、一般住民、webデザイナーの方にご参加いただき、実際に府中地域での取組として活かすためにご検討いただいた。

 京丹後市(峰山町杉谷区、他、市内各所)

  1. 連携大学
    京都文教大学
  2. プロジェクト名
    京丹後の魅力発信クラス
  3. 参加学生数
    11名
  4. 事業目標
    狭義では「人口動態」、「行政・政策」、「雇用促進」、「産業構造」、「風土」など「京丹後市」を形成する要素を包括的に学ぶことで、「京丹後市」を知る。広義では「京都府北部」を知ることで、京都文教大学が所在する宇治市、あるいは京都府南部との比較を行い、「京都府」という地域についての理解を深める。また、参加学生には本プロジェクト終了後も京丹後市との接点を継続的に保てる環境づくりや情報提供を行うことを目標とする。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
    3日間の行程で実施した。第1日は、京丹後市職員による京丹後市の概要、課題、取組等に関するレクチャー、京丹後市移住促進協議会、丹後暮らし探求舎(京丹後市移住支援センター)から事業内容等に関するレクチャー、京丹後市へ移住した「移住者との交流」をオンラインで実施した。第2日は、京丹後市を訪問して、京丹後市内にある製造業、宿泊業、農業・食品加工業の企業への訪問を行い、経営者や社員との交流を行った。第3日は、これまでの内容をとりまとめて、京丹後市内のFMラジオ局にてラジオ番組を制作した。この時に制作した番組は後日同FMラジオ局の一番組として一般放送され、参加学生から見た「京丹後の魅力」を発信した。

文教大・京丹後市1文教大・京丹後市2文教大・京丹後3

 

 京丹後市(大宮町)

  1. 連携大学
    龍谷大学
  2. プロジェクト名
    京丹後市大宮町の「持続可能な地域づくり」プロジェクト
  3. 参加学生数
    延べ105名
  4. 事業目標
    大宮町16地区の地域会議設立に向けた「大宮町100人ミーティング」の企画・実施への学生の参画及び環境保全型農業によるブランド米の「農法手引書」改訂と生物調査方法の確立を目指す。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 大宮町全体をフィールドとする「大宮町100人ミーティング」

大宮町16地区が連携し各地域が抱えている課題を解決するため、第2回大宮町100人ミーティングを計画した(第1回は令和元年度に実施)。幅広く意見を引き出すことができるよう、地域とともに企画したが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により次年度に延期を余儀なくされた。

  • 三重・森本地区における環境保全型農業による地域ブランド米の創出

これまでの活動で生物多様性米の農法を地域と話し合いながら確立し、農薬・肥料の使用制限、中干期の生物の避難場所である「ひよせ」の設置、生物調査等を規定した。そして、今年度では「農法手引書」を更新した。
また、生物調査シートの完成により地域の生産者のみでも調査が可能となり、学生による2回の調査の他に、地域生産者のみで1回生物調査を実施した。
米の販売においては、学内販売の継続、大学の最寄り駅でのマルシェ開催により販路拡大と認知度の向上を図った。広報活動として、地域・活動の動画の作成と、米のパッケージデザイン変更に向けた取組を展開した。

龍谷・京丹後市1龍谷・京丹後市2

 

 伊根町

  1. 連携大学
    (代表)京都大学
    (参画)福知山公立大学
  2. プロジェクト名
    デジタル化時代の「次世代型地域づくり」を担う人材育成のための研究教育拠点の形成
  3. 参加学生数
    延べ32名
  4. 事業目標
    「スマートシティ」や「スマート農山漁村」のようなデジタル化時代に対応した「次世代型地域づくり」に関する研究教育拠点の形成を目指す。そして、再生可能エネルギーの活用やデジタル化社会に対応した「次世代型地域づくり」を担う人材育成や社会実装を進める。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 再生可能エネルギー資源やデジタル化等に関する現地調査(京都大学)

伊根町本庄地区・筒川地区の農業従事者や地域活動の担い手等からの課題聞き取り、デジタル化に関わる住民への現地聞き取り、デジタル化に関わるwebアンケートを活用した調査を実施した。さらに農業従事者の聞き取りを踏まえて、荒廃農地を含めた農業用地の利活用や営農型太陽光発電の評価研究を実施した。この成果は、2022年6月に開催された国際会議で発表された。

また、伊根町のような過疎自治体の課題を踏まえて、地域エネルギーシステムと地域経済循環に関する研究や、「地域のデジタル化と社会関係資本の蓄積」と題して修士2回生が学会報告を実施した。特にデジタル化の導入過程に及ぼす影響を全国アンケートベースにし成果として刊行した。

  • 観光地域づくり・地域企業に関わる現地調査(福知山公立大学)

観光事業者・DMO(観光地域づくり法人)等の課題聞き取り調査、WEBアンケート調査を実施した。さらに、木津川市・亀岡市・南丹市・福知山市で住民アンケートを実施した。このような成果は、伊根町における新しい観光事業の仕組みや府内のスマートシティ化などの組成に貢献している。

  • 「次世代型地域づくり」についてのシンポジウムや研究会等の開催

エネルギーデジタル化に関わる関連企業を交えた普及啓発に関わる研究会を実施した。また、地域のエネルギービジネスの実装を進めるドイツ企業の講演会と修士学生の研究成果を最終報告会として実施。さらに、エネルギー科学研究科広報動画(カーボンニュートラル社会の実現に向けて)において、社会経済の仕組みに関する項目で地域と連携した教育研究として研究活動を紹介している。

【関連ムービー】

 ※動画の9時02分~において、当該活動が紹介されています。

京大・伊根町1 京大・伊根町2京大・伊根町1京大・伊根町1

中丹地域

 綾部市

  1. 連携大学
    京都産業大学
  2. プロジェクト名
    京都産業大学むすびわざプロジェクトinあやべ
  3. 参加学生数
    延べ181名
  4. 事業目標
    綾部市でのフィールドワークを通じて、地域住民、企業、団体等との交流を図るとともに、大学生を主体として、地域の諸資源を活用した新たな結びつきによる、課題の設定・可視化と解決策の提示を行う。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 学生の綾部市での調査活動やイベント実施、関係人口増加に繋がる提案を通じて綾部市の関係人口の増加に寄与することができた。
  • 「子ども食堂&カフェ」実施による、地域の子どもたちの「冬休みの思い出作り」と地域住民との交流の場を提供することで、「20歳前後の若者との交流機会がない」という課題に対しその機会を設けることができた。また、学生から地域の魅力について話を聞く中で、郷土愛の向上につなげられた。
  • 大学生を主体として、地域の諸資源(産物・技術・人材および歴史・景観など)の効果的な情報発信方法について、観光、移住促進、特産品振興(ふるさと納税)等の観点から、課題の設定・可視化と綾部市の交流人口・移住人口増加へ解決策の提示を行うことができた。
  • 学生が連携先との交流や調査を通じて綾部市の魅力に気づき愛着度が形成されていることが、事業成果発表や期末レポート、卒業研究で見て取れた。
  • 綾部市域の活性化の提案、発表、レポート、新企画の提案、連携先との対話から、地域課題に対する参加学生の課題解決力、提案力の向上が見られた。
  • メディア掲載やイベント実施、また地域における人脈形成によって大学の活動認知を向上することができた。

【関連サイト】

京産大・綾部市1京産大・綾部市2

京産大・綾部市3

 

山城地域

 宇治市

  1. 連携大学
    京都文教大学
  2. プロジェクト名
    「ともいきキャンパスin宇治」で育む地域人材の育成
  3. 参加学生数
    延べ193名
  4. 事業目標
    宇治市の地域課題である「高齢者福祉」「子育て支援」「観光・まちづくり」「地域防災」「多文化共生」などをテーマに、学生が正課内外を問わず、地域をキャンパスと見立てて活動し、地域住民や地元企業、経済団体の方々とともに学び会う機会を創出し、卒業後も地域で活躍できる人材育成に取り組む。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 宇治☆茶レンジャー

新型コロナウイルスの影響により、例年主催しているイベントは中止となったが、SNSでの宇治茶に関する情報発信や、WEBメディアからの取材対応、近隣中学校に出向いての活動報告など、活動の広報に努めた。

  • 商店街活性化隊しあわせ工房CanVas

宇治橋通り商店街と連携し、まちづくり団体との交流やオンライン企画への参画に取り組んだ。また、前年度に作成した、商店街の飲食店を紹介する「宇治橋通りグルメ情報誌」に基づいた店舗紹介をSNSで発信した。

  • 響け!元気に応援プロジェクト

人気アニメ「響け!ユーフォニアム」を通して地域とファンを繋ぐ取組を実施。新型コロナウイルスの影響により、宇治を訪れることが出来ないファンに向けて、作品の舞台をクイズを交えて紹介する動画や、ファンにもゆかりのある宇治市内の飲食店を紹介する動画の作成を行った。

  • KASANEO

ファッションを切り口に、多世代交流の促進を図るプロジェクト。宇治橋通り商店街にある店舗主催のイベントでのファッションショーや、宇治市在住の高齢者を対象にした生涯学習事業での交流会に参画した。

  • REACH

障がいをもつ方や依存症の方など少数者に対する偏見や「壁」のない地域社会を目指し、施設でのボランティアになどの交流機会の創出に取り組んだ。依存症回復施設の関係者の方々に対して、施設での思い出や施設の大切さなどをインタビューする動画の作成などを実施した。

文教大・宇治市1文教大・宇治市2

 

 八幡市

  1. 連携大学
    関西大学
  2. プロジェクト名
    男山地域再生まちづくりプロジェクト
  3. 参加学生数
    延べ150名
  4. 事業目標
    住民コミュニティ拠点「だんだんテラス」の運営継続と持続的運営体制の確立を第一に、男山地域再生基本計画における取組支援体制の見直しを行う。
    その他、住居やその充実に向けた活動や、複数の府内の教育機関、団体との連携を通して、団地及び地域コミュニティの環境向上を進行させることを目標とする。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 拠点(だんだんテラス)の持続的運営に関する新たな受託研究費確保等を進展させた。
  • 地域住民と協働するまちづくり運動体「やってみよう会議」での活動継続、団地における持続的多世代居住環境への再編に向けた整備継続と検証を実施。さらに、大学連携地域再編まちづくりにおける拠点形成型関西大学モデルの確立に関する研究(全国からの視察対応と解説、論文・解説文の公表等)を行った。

関大・八幡市1関大・八幡市2

 

 南山城村

  1. 連携大学
    大阪国際大学
  2. プロジェクト名
    南山城村の資源を見直しウォーキングコースを活用したイベントの検討
  3. 参加学生数
    19名
  4. 事業目標
    大阪国際大学の学生が復活させたウォーキングコースを拡張させるとともに活用し、南山城村の地域資源を見直し、交流人口増加の為のトライアルイベント開催を検討する。そして、南山城村の認知度向上を図り、地域活性化や新たなビジネスの可能性を探る。PBLを通して、ビジネスチャンスの着眼点を考え、イベントマネジメントについて理解を深める。
  5. 令和3年度の事業内容と成果
  • 新たな事業者(合同会社南山城観光)との連携や地域の方々とのネットワークを拡充し、共同作業によるコース整備やコース開発のミーティングを実施することができた。
  • 事業者とのミーティングを繰り返し、地元資源のリサーチや魅力的な観光スポットを共に巡るなどして地元の方々と交流を深め、学生企画を遂行することができた。
  • 2度のトライアルイベントの実施と、観光学を専攻する短期大学部学生と協働でビジネス化に向けたプランを検討することができた。

【関連サイト】

 

 

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