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(府登録文化財・覆屋屋根修理)
綾部市金河内町東谷1
阿須々岐神社(あすすきじんじゃ)は、創祀年代は不詳ながら、西方にある金ヵ峰に鎮座していたものを和銅6(713)年に現社地に遷座したと伝わります。
吾雀宮(あすすぎのみや)又は金宮大明神(かねのみや)とも呼ばれ、『延喜式』に記載される式内社の「阿須々岐神社」に比定されています。
当社には、節分の日に「茗荷(みょうが)」占いをして、稲作の豊凶を神意に問う神事が伝わるほか、10月17日の大祭には、氏子の中から選ばれた射手が金的を撃つ「弓の神事」が行われるほか、「太刀振り」「風流踊り」「狂言」などの郷土芸能が奉納され、これらは京都府の登録無形民俗文化財に登録されています(昭和62年4月15日登録)。
本殿は、江戸時代建築の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)で、京都府の登録有形文化財に登録されています(昭和62年4月15日)。
また、本殿の左右にいくつかの境内社があり、摂社・大川神社は本殿右手に位置します。文化2(1805)年に縁回りの修理が行われたことが縁板裏の墨書銘から分かり、これも京都府の登録有形文化財です(本殿と同時に登録)。
今回、摂社・大川神社の覆屋の老朽化が著しく、その修理事業が行われることになったため助成を行いました。
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