更新日:2014年5月16日

ここから本文です。

平成24年度 文化財修理(伊佐家住宅)

伊佐家住宅・主屋(八幡市)

(重要文化財・屋根等修理)

所在地

 八幡市上津屋浜垣内

概要

 伊佐家住宅は、時代劇の撮影などで有名な「流れ橋」のたもとにある、江戸時代中期の南山城地方における代表的な庄屋屋敷です。

 主屋の屋根は、茅葺で軒端の厚さが1.5mにも及ぶ立派なものです。主屋の北には廊下伝いに内蔵、さらに東蔵・木小屋・二階蔵・乾蔵と続き、庭をはさんだ南には長蔵が設けられています。また、かつては屋敷の周りは濠で囲まれ、木津川から舟で直接屋敷内に出入りできたと伝わります。

 棟札により享保19(1734)年の造立がわかる貴重なもので、昭和50(1975)年に主屋が国の重要文化財に指定されました。またその後、昭和55(1980)年には長蔵・内蔵・東蔵・乾蔵などが追加指定されています。

 今回、主屋の茅葺屋根の一部や柱材の傷みが酷くなったことから、その修理事業に助成を行いました。

         

お問い合わせ

文化生活部文化政策室

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4223

bunsei@pref.kyoto.lg.jp