更新日:2017年10月30日

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平成24年度 文化財修理(高山寺)

 高山寺・開山堂(右京区)

(未指定文化財・屋根修理)

所在地

右京区梅ヶ畑栂尾(とがのお)町

概要

 高山寺は、世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つで、京都市街地の北西、梅ヶ畑に所在します。

 宝亀5(774)年、光仁天皇の勅願で建立されたと伝わりますが、実質的な開基は、鎌倉時代の僧、明恵上人とされます。明恵上人は、建永元(1206)年に後鳥羽上皇の院宣により栂尾の地を与えられ、「日出先照高山之寺」の額を下賜されました。

 その後、戦乱や火災で境内のお堂の多くが焼失しました。特に、天文16(1547)年には細川晴元の放火により、鎌倉時代に建立された国宝・石水院(昭和27年3月29日指定)以外の建物が全て焼失しました。その後復興され、現在の景観近くまで回復したのは寛永13(1636)年といわれますが、国宝・紙本墨画鳥獣人物戯画など、今も多くの文化遺産が遺されています。

 「石水院」横の参道上の東側に、国の重要文化財に指定されている「明恵上人坐像」を安置する江戸時代建立の「開山堂」があります。

 近年多発するアライグマ被害により、開山堂の屋根の一部が損傷したため、その修理事業に助成を行いました。

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お問い合わせ

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