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(未指定文化財・防災、防犯設備改修)
左京区下鴨泉川町
河合神社は、世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つ賀茂御祖(みおや)神社(下鴨神社)の広大な境内(糺の森)の南端部に所在します。正式には、鴨河合坐小社宅神社(かものかわあいにいますおこそやけじんじゃ)と呼ばれます。小社宅(おこそやけ)とは、社家の屋敷神のことです。
『延喜式』神名帳に掲載された式内社(名神大社)で、賀茂川と高野川の合流部に社家の屋敷神として古くから祀られてきたものと考えられます。また、境内には、当社ゆかりの鴨長明が「方丈記」を著したとされる方丈が復元展示されています。
かつては21年毎に式年遷宮が行われており、三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で檜皮葺の現在の社殿は、延宝7(1679)年の式年遷宮の際の建築とされます。
賀茂御祖神社では、平成27年に行われる第34回式年遷宮のため、社殿の修理事業が大規模に進められていますが、同時に防災・防犯設備の改修事業も実施されています。摂社・河合神社においても防災・防犯設備の改修が行われることになり、助成を行いました。
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