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(未指定文化財・屋根修理)
京丹後市字口大野
常徳寺は、寛永19(1643)年の創建と伝える日蓮宗の古刹です。
天和2(1682)年の『丹後国寺社帳』にもその名が見え、明治6(1873)年には、本堂の一部を利用して小学校が開設されました。また、当寺所蔵の「紙本墨書日興筆本尊曼荼羅」(正安2;1300年の作)は、寛政5年9月に常徳寺本山の要法寺より寄贈されたものと伝わり、京丹後市の有形文化財に指定されています(平成2年9月17日指定)。
境内には、江戸時代の文政3(1820)年建立と伝える山門のほか、昭和2年の丹後大震災で倒壊した後に再建された本堂、さらに本堂南側の山裾に三十三番神堂があります。江戸時代には、周辺に神社がなかったことから、この神堂に多くの参拝者が訪れたと伝わります。
大雪のために折れた樹木の枝により、三十三番神堂の屋根の一部が損傷したことから、その修理事業に助成を行いました。
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