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(京都府登録有形文化財・本殿廻り回廊修理)
船井郡京丹波町上野北垣内
能満(のうまん)神社は、京都府の中央付近、須知盆地の北辺にそびえる美女山の山麓に鎮座し、かつては須知大宮と称されました。
創祀時期は不明ながら、延慶3(1310)年に社殿が建立され、享禄4(1531)年には当地に勢力をもった須知城主の須智左馬守が社殿を修理したことが伝えられています。 現在の本殿は、明和4(1767)年の建立で、当時の氏子が、建立のための費用を用意するため、一人ひとりが毎月1銭文ずつの積立を22年間続けたと言われています。
二間社流造(にけんしゃながれづくり)、銅板葺の本殿は、装飾のための彫刻が特徴的で、京都府登録有形文化財(昭和58年4月15日登録)・京丹波町指定有形文化財(平成2年4月16日指定)となっています。また、本殿周囲は回廊を巡らす特異な形態をなしています。
今回、本殿廻り回廊の腰板の傷みが著しく、その修理事業が計画されたため、これに助成を行いました。
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