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(未指定文化財・保存修理)
京都市東山区祇園町北側
祇園さんとして有名な八坂神社は、斉明天皇2(656)年の創祀と伝え、永らく「祇園社」、「感神院」などと呼ばれましたが、明治維新の神仏分離に伴って「八坂神社」と改称しました。京都三大祭の一つ祇園祭は、当社の祭事の一つです。
境内末社の美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、創建の詳細は不明ながら、『祗園社神殿御旅所修理記』(正保3年;1646)に記載されることから、概ね17世紀初頭には創建されていたと考えられます。 社名の示すとおり、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐理比売命(たぎりひめのみこと)、多岐津比売命(たぎつひめのみこと)という宗像(むなかた)三女神を祭神とし、財福、芸能、美貌の神として信仰されています。
社殿の老朽化が著しく、解体修理が必要となったことから、その修理事業に助成を行いました。
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