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(国史跡、名勝・災害復旧事業)
宇治市宇治蓮華
世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つ、鳳凰堂(国宝)で有名な平等院は、平安時代後期の永承7(1052)年、藤原頼通によって創建されました。
当時、日本では「末法思想」が広く信じられ、極楽浄土を象徴する木造阿弥陀如来坐像(国宝;明治32年8月1日指定)を本尊とし、また庭園と建物により極楽浄土をあらわす「浄土式庭園」(国指定史跡及び名勝;大正11年3月8日)が造られました。
平成24年8月14日の集中豪雨により、鐘楼の北側斜面が崩落し、放置すれば鐘楼が倒壊する恐れが生じました。境内が国指定の名勝及び史跡に指定されていることから、復旧事業は文化庁の補助事業として進められましたが、当基金においても復旧事業の一部に助成を行いました。
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