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平成24年度 文化財修理(摩氣神社)

摩氣神社(南丹市)

(京都府指定有形文化財・屋根修理事業) 

所在地

 南丹市園部町竹井

概要

 摩氣(まけ)神社は、園部盆地の最西端、胎金寺山の北麓に北面して鎮座します。平安時代に編纂された『延喜式』神名帳に記載された式内社(名神大社)で、篠山街道沿いに広がる周辺集落共通の氏神として近世以来「摩気郷十一ヶ村の総鎮守」と称されてきました。

 江戸時代には、園部藩の藩主、小出氏の崇敬を受けて栄え、元禄年中(17世紀末)には本殿の修理を始め、覆屋や拝殿、楼門、石鳥居等の再建や建立といった社頭整備が藩費によって行われました。 ところが、宝暦11(1762)年に失火により社殿を含む境内一円がほぼ全焼し、この時に古記録や宝物類も失われました。

 現在の社殿は、火災後の明和4(1767)年に、当時の園部藩主、小出英持の援助や氏子の寄進により再建されたものです。 この時に再建された本殿や東西に並ぶ二つの摂社は、京都府指定有形文化財となっています(昭和59年4月14日指定)。

 今回、本殿覆屋の屋根の一部が雨風によって部分的に損傷したため、その修理事業に助成を行いました。

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お問い合わせ

文化生活部文教課

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