平成29年 秋 文化財修理現場見学会 国宝清水寺本堂
清水寺様の御協力により、「文化財を守り伝える京都府基金」に御寄附をいただいた皆様限定の文化財修理現場見学会を開催し、合計16名の方に御参加いただきました。
1 日時
2 場所
3 概要
- 清水寺では、平成20年度から境内の国宝・重要文化財建物8棟の修理が行われています。今回は、文化財修理を担当する職員の案内により、本堂の屋根修理現場を見学しました。
- 建物正面にある舞台が有名な本堂は国宝に指定されており、現存する建物は寛永10年(1633)に徳川家光の命によって再建されたもので、現在約半世紀ぶりに檜皮葺屋根の葺替工事が行われています。「檜皮(ひわだ)」とはヒノキの樹皮のことで、京都では多くの寺社等の屋根に見ることができる、日本特有の屋根葺材料です。見学時には古い檜皮の解体が終わり、普段目にすることのできない再建当時の屋根部材が露出する姿を間近に見学することができました。
- 見学会では、屋根の特徴や、再建当時の職人の工夫などについて職員から説明があり、参加された皆さんからは活発な御質問をいただきました。
- 御参加いただいた方からは「貴重な体験でした」「次回も楽しみにしています」等のご感想をいただきました。

