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平成25年度下水道作文コンクール入賞作品

下水道について理解と関心を深めてもらうため、京都府では、昭和63年度から京都府流域下水道浄化センターを見学した小学校4年生を対象に「下水道作文コンクール」を実施しています。

平成25年度は、1,325編の応募があり、平成25年12月15日(日曜日)に「環境フェスティバル2013」の会場において表彰式を行いました。

入賞作品は下記のとおりです。(原文のまま掲載しています。)

最優秀賞(京都府知事表彰) 1名

田野 日彩(たの ひいろ) 宮津市立栗田小学校
じょう化センターはおどろきセンター

 六月二十八日にじょう化センターに行きました。下水道はわたしたちの使った水をきれいにするためにあってありがたいところなので、しっかり勉強してこようと思いました。
 わたしは、見学に行っておどろいたことが二つあります。一つ目は、び生物の種類と、び生物の数の多さです。理由は予想よりもはるかに数が多かったからです。センターの人が、
「一てきで二万びきいるんだよ。」
と教えてくれて、
「ええ、そんなに。」
と言ってしまいました。何十リットルにもなったらいったい何びきになるのと思いました。おどろいたのはそれだけでなく、種類もなんと十から六十種もあると知って、び生物は色々な物がいて見ていてとってもおもしろかったです。また、あんなに小さい体なのによごれを食べてくれてちゃんと働いてくれるからすごいなあと思いました。
 二つ目はよごれた水からいつもわたしたちが使っているような水へ変わるところです。茶色っぽくてにおいがくさいあんなによごれている水を見て、必要で使っていてよごしてしまうときもあるけど、むだ使いをしてよごしている水もあるから気をつけないといけないなと思いました。そのよごれた水がとうめいでにおいもないきれいな水になっていて印象的でした。わたしが一番好きになった機かいは、さいしょちんでん池です。よごれをどんどんしずめていってすごいと思ったからです。水は山やダム、じょう水場やわたしたちのお家など、色々なところを通っていて、水は旅人みたいだと思いました。
 おばあちゃんのいる地いきでは、毎年夏に川を守ろう会ということをします。去年もさんかしたので今回もさんかして、自分たちできれいな川を守ろうと思います。
 水はただじゃ口をひねったらでてきて、使うだけだと思っていたし、いくらでもあると思っていたけど、水はいくらでもあるわけではなく使った水をさい利用しているから水のむだ使いをせず水を大切にしようと思います。そして下水道をつまらせたりしないように、ゴミを水の中に入れないようにしたいです。
 生きるためには人が自ぜんを大切にして、自ぜんには人をささえてもらってのくり返しをしていると分かりました。

優秀賞(京都府知事表彰) 2名

小中 春菜(こなか はるな) 長岡京市立神足小学校
じょう化センター

 じょう化センターを見学して、おどろいたことは、三つあります。
 一つ目は水が来てから川に流すまでの時間です。十七時間もかけて、川に流れることが分かり、たくさんの機かいを使って、やっと川に流れて、本当に、自ぜんのために、がんばってくれている人がいるのが分かりました。
 二つ目は、ドロの量です。ドロをしぼった物でやく六トンもでるそうです。わたしたちが使っている水に、そんなにたくさんのドロが入っているとは知らなかったので、わたしたちは、そんなにきたない水を流してしまっているんだぁと思いました。そして、そのドロをしょぶんしている人も、きたないものなのに、毎回していてすごいと思いました。
 三つ目はび生物がいることです。び生物によごれを食べさせているのは、びっくりしたし、び生物がいることもびっくりしました。
 び生物が、よごれを食べてくれているので、少しのよごれがとれていて、び生物は役立ってくれていることを知りました。
 だがらび生物が食べられないあぶらやガソリンび生物がしんでしまう薬品などは流さないよう気を付けます。
 下水道は、四千年前に作られたそうです。昔は人が少なく、きたない水を流しても、きれいになったそうです。でも、人がふえてくると、流しても、きれいにならなくなりました。そこで下水道ができました。四千年前というすごい昔から、下水道は、役に立っていることが分かりました。
 日本では、二千年前に作られました。日本でもすごい昔から下水道が役に立っていることが分かりました。下水道はわたしが思ったよりも、昔からあることが分かりました。そして昔から、役に立っていることも分かりました。
 わたしは、じょう化センターを見学して、そこで働いている人はすごいと思いました。わたしは一番始めに水が入ってくるちんさちに、入った時に、すごいにおいがして、ハンカチで鼻をおさえてしまいました。なのに、いつも働いている人は、がまんして毎日働いています。わたしたちがだしてしまったきたなくて、くさいたくさんの水を、自分がだしたわけじゃないのに、長い時間をかけ、きれいにしてくれている人たちは、本当にすごいと思いました。わたしも、他の人のためにがんばれる人になりたいです。だから、そんな人たちのために、自ぜんのために、わたしは、あまりゴミを流さず、水にとけない物を流さず、がんばってきれいにしたいです。
 わたしは、じょう化センターで本当にきちょうな所を見せてもらいました。そこで働く人たちの苦ろうが分かり本当によかったです。

中井 菜穂(なかい なほ) 木津川市立木津川台小学校
大切な水

 木津川上流浄化センターを見学して、たくさんのことを教わりました。
 はじめに、浄化センターのはたらいている人数と時間を聞いてびっくりしました。見学前は、朝だけや夜だけしかはたらいていないと思ったからです。二十四時間もきかいを動かしていると知ってたいへんなんだと、すごく思いました。
 次に、たいへんなことについて聞きました。それは、び生物が死なないようにすることと水にとけないものがまざっていること、きかいがこわれないようにすることだそうです。どれもたいへんなことなのでわたしたちにはとてもむりだと思いました。
 び生物についても話してもらいました。大きさはだいたい1ミリメートル、種類は二十種類もあるそうです。び生物は、目に見えないような小さなごみを食べてくれる大切なやくわりをしているそうです。
 ほかにも、一日に水を取り入れる水の量、時間を話してもらいました。一日に取り入れる水の量は、なんと二千万リットルです。その水を二十一時間で全部川に返しているそうです。わたしたちが、よごした水をこんなに長い時間かけてきれいにしてくれているなんて考えもしませんでした。これからは、浄化センターの人がこまらないように水にとけないものを流さない、水は使う分だけ出すことに気をつけたいと思いました。
 水のじゅんかんについても話してもらいました。そこで、水はリサイクルされていることが分かりました。浄水場で安全な飲める水にし、わたしたちのもとへやってきます。そしてよごれた水を浄化センターできれいにして川にもどし、また浄水場で安全な飲める水にし、わたしたちのもとへ。同じことをくり返しているのです。水ってすばらしいものだと思いました。
 浄化センターを見学してから、水はわたしたちの生活にかかせない大切なんだと思いました。水についてもっとくわしく調べてみたいです。
 家の人と話合ってどんな節約ができるか考えてみました。すると、おふろの水を花の水やりに使ったり、水は使う分だけ使ったり。他にも節水のしかたはいろいろありました。これからも水を大切にしたいです。

佳作(京都府知事表彰) 5名

数馬 さくら(かずま さくら) 南丹市立西本梅小学校
「下水道と私達の生活」

 7月2日火曜日に南丹浄化センターにいきました。浄化センターは家や学校でつかってきたなくなった水がその浄化センターにきて、そのきたなくなった水をきれいにして、海や川にながす、仕事をされています。
 まず、スクリーンで水にながしてはいけない物のことや、水のじゅんかんのことや下水道ができた日をスクリーンで見ました。
 スクリーンを見おわったら次にペットボトルをつかって、じっけんをしました。その結果は、駅でくばっているティッシュは、ペットボトルからでませんでした。次にふつうのスーパで売っているティッシュは、ペットボトルからでませんでした。次は、トイレットペーパーは、ペットボトルからでてきました。わたしはこの時下水道は、いろいろな物をながしてはいけないのをあらためてしりました。
 次に外にでて、水をきれいにしているところを見にいきました。わたしがびっくりしたことは、び生物がきたないごみを食べていることです。わたしは、心の中で「ありがとうび生物さん」と思いました。わたしは、ほんの少しび生物さんの力になってあげたいけど、さすがにごみを食べれないのでとてもざんねんでした。
 ま気小学校の人たちもびっくりしていたようで、わたしに「びっくりしたね」と言ってくれました。その時は、とてもうれしかったです。
 わたしは見学をして、び生物の力をかりていたり、下水道にながしてはいけない物をおしえてくださって浄化センターでは、こんなことをやってきれいな水をつくっていることや浄化センターのみなさんは、水をこんなにあいされていることがすごく、わたしの心につたわってきました。これからは、だれかが水をだしっぱなしにしていたらその時は、注意していきたいし、自分からとめにいきたいです。これからも水のだしっぱなしのない学校を心がけていきたいです。
 この浄化センターの見学で教えてくださったことを家族やおばあちゃんやおじいちゃんに教えてあげて水の大切さや水のだしっぱなしのないように心がけてほしいです。
 もしなにかわたしたちにできることがあったらしていきたいです。そして、みんなが浄化センターではたらいていて、いそがしそうな顔をそうぞうして、水を大切にしていきたいです。そして、おとなになったら、浄化センターの本をつくっていきたいです。

辻本 実生(つじもと みう) 京田辺市立桃園小学校
水を大切に使うということ

 わたしは、水をきれいにする仕事をされているらく南じょう化センターに行き、色々な事を教えてもらいました。
 たとえば、はたらいている人のやりがいを、聞いていると、その方たちは、わたしたちが水を大切に使ってほしいとすごく期待されてるような気がしました。
 なので、わたしは、その方たちの期待などに、答えられるように気をつけようと思いました。
 ですが、これから、水を大切にすると言うことを、ちゃんと考えてみると、そのことは他の人ならば、とてもかんたんなことかもしれませんが、わたしにとって少しむずかしそうなことが、たくさんありました。
 それは、今まで水道をたくさん使ってきましたが、あまりその事に気を付けていなかったので、自分はちゃんと使えていたのか、ずっと、ずっと、ずっと、らく南じょう化センターで水をきれいに、してくれている人に、めいわくを、かけたなぁと思いました。
 今まで、社会の勉強で、たくさんめいわくをかけたり、すごくこまらせてしまって自分は、なさけないなと思ったりときどきそのようなことを思います。
 だけど、こんなことを思わないように、水を、大切に使おうと思いました。
 わたしは、あの方たちに、お礼を言いたいです。
 「いつも、ありがとうございます。いつも、わたしたちのためにやってくれてうれしいです。これからも、仕事をがんばってください。」と、言いたいです。
 び生物と言う、生物にも、かんしゃしています。
 ごみなどを、食べて、水をきれいにすると言うことはとても、いいことだと思います。
 そして、び生物にも、お礼を言いたいです。
「水をきれいにしてくれてありがとう。これからもがんばってね。」と、言いたいです。
 けど、なかなか言える時がありません。
 だから、気持ちだけでも、少しでも、とどいたらいいです。
 それだけ、めいわくをかけてしまった分、気持ちがとどいただけで、安心します。
 らく南じょう化センターへ、見学に、行ってよかったと思いました。
 それは、自分の、いけなかったことなどを教えてもらい、色々、勉強のことまで、教えてもらい、すごくうれしいです。
 これからは、水を大切に使うと言うことを意しきしていきたいと思います。

東波 優布子(とうなみ ゆうこ) 精華町立精華台小学校
「木津川上流浄化センターってどんな所?」

  「上流浄化センター」そう言われてピンとくる人はあまりいないのではないでしょうか。でもこの上流浄化センター実はとても大切な役目を果たしている所なのです。
 さて、みなさんはもう知っているでしょうがわたしたち精華町にすんでいる人の飲み水や生活用水は、木津川からひかれてきて、使い終わったら、また木津川へと流されます。でも、トイレやおふろ、シャワーなどで使った汚水をそのまま木津川へ流すわけにはいきませんよね。そんなことをしたら、たちまち木津川は、とても汚い川になってしまいます。ではどうしたらよいのでしょう?こんな時に活躍するのが、この「木津川上流浄化センター」なのです。
 では、そろそろ上流浄化センターについての「なぜ」をとき明かす旅へと出かけましょうか。上流浄化センターは、さっきも説明した通り、各家庭から出る生活汚水をきれいにし、木津川へかえす仕事をしています。各家庭から集められた生活汚水は、上流浄化センターに取りこまれたあと、ごみをちんでんさせたり、び生物の力をかりたり、薬を入れたりして、きれいな水にしてから、木津川へとながされます。こうすることで、水はいつもじゅんかんし、毎日毎日わたしたちが使う水があるのです。ちなみに、ごみをちんでんさせたりするときに出たごみなどのかたまりは、トラックによって遠い所に運ばれ、うめたてなどに使われます。これもしげんの再利用といえるのでしょうか。でも、水はかぎりあるしげん。それにはかわりありません。また、わたしたちは水がないと生きることができません。いいえ、わたしたちだけではありません。世界から水が消えてしまったら、草木はかれ、動物もみな生きることができなくなってしまいます。そうならないために、水は、大切に使い、また再利用しなければいけません。水を大切に使うということは、一人一人が努力すればいつでもできます。けれど、再利用の方は、かんたんにできることではありません。たしかにふろ水をせんたくに使うなどというかんたんなことはできるかもしれませんが、家の中で使った水全部というと話がべつです。まぁ家の中で使った水をすべて家できれいにして使っているという家はないでしょう。かといってこれらの水をまったく再利用しなければ、水がなくなってしまいます。だから、この「上流浄化センター」は大切なのです。ふつうに生活していると、あまり耳にしない「上流浄化センター」。でも、かげでみんなの生活をがっちりささえている、とてつもなく大きな「えんの下の力持ち」なのです。

松浦 美月(まつうら みつき) 宇治市立大開小学校
「洛南浄化センターはすごい」

 わたしは、洛南浄化センターへ見学に行く前は、台所とかに、ごはんの食べ残しなどを流しても何もこまらないと思っていました。でも、実際に見学をしてみると、台所や、トイレには何でも流しては、いけない事が分かりました。それは、機械がつまったりしてしまうそうです。
 36万人の家庭や工場で使ったあとのよごれた水が運ばれて、それは12万㎥、やく学校のプールの400倍にもなるそうです。洛南浄化センターは、野球の甲子園球場の5こ分の広さになるそうです。わたしは、5こ分と聞いてびっくりしました。
 洛南浄化センターでいろいろな機械使っている中には、び生物を入れてきれいにする所があります。わたしは、この方法が一番すごいなと思いました。わたしは、最初び生物を使って何をするんだろうと思いました。わたしは、見学をして分かりました。び生物を使って水をさらにきれいにするのです。きれいにする水にび生物を入れ、空気を入れて、かき回わすとび生物は、よごれを食べてくれます。よごれを食べて重くなったび生物は、最終ちんでん地まで、ゆっくり流され、と中でしずみ、上ずみの水はきれいになります。
 浄化センターは、24時間、お正月も、水をきれいにするために、働いているそうです。わたしはびっくりしました。その洛南浄化センターで働いている人はなんと、60人ぐらいいるそうです。
 見学の最後に、浄化センターの人からのお願いを聞きました。そのお願いは、「いろんな物を水といっしょに流さないで下さい。」ということでした。
 わたしは、見学をして来たからそうだなぁと思いました。これから、水を大切にし、浄化センターの人が言うように、何でも流さないという事に気を付けていこうと思いました。

南井 彩花(みなみい あやか) 精華町立東光小学校
「上流浄化センターを見学して」

 上流浄化センターに行って、なんだか自分におこられたような気がした。なぜなら、第一ポンプ棟で、みんながくさいくさいと言って、わたしは始め、失礼だとみんなに言っていたが、入ってみるとたしかにくさかった。口にあてたハンカチがはなせなかった。失礼だとわかっている。わかっていたが、くさかった。そうしたら、先生がこう言った。
「これはみんなが使った水なんやで。」
そう言われてやっと気がついた。
 はんせいしなくちゃいけないんだ。
よごれた水を見ながら、そう思った。この中に、みんながよごした水がある。この中に、わたしがよごした水がある。よごれているからくさいんだ。よごしているからくさいんだ。大事な水を。かぎりある水を。いつなくなるかわからない水をわたしたちはこんなによごしている。でも、水を一てきもよごさずに、生活するのはできない。でも、必要以上に水をよごしているかもしれない。その必要以上によごした水も入れて、浄化センターのたくさんの人たちがきれいにしてくれている。くさいのをがまんして。そして川や海に帰って、わたしたちの所に来て、そしてまた浄化センターにもどってくる。こうして見てみると、水はいろいろなところに旅している。友達が飲んでいる水は、わたしがよごした水かもしれない。
 浄化センターのたくさんの人へありがとうを言っていなかった。ごめんなさいと言いたかった。大事な水を作ってくれて、ありがとう。

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