トップページ > 子育て・健康・福祉 > 健康・医療 > 京都府の保健所 > 薬と健康 [京都府の保健所]

更新日:2017年9月26日

ここから本文です。

薬と健康 [京都府の保健所]

医薬分業

医薬分業とは、今まで病院や診療所でもらっていたお薬を、街の薬局でもらうシステムです。

医薬分業のメリット

  • お薬の説明が詳しく聞ける。
  • 薬局は患者のお薬のカルテをつけています。気に入った薬局にかかりつける(かかりつけ薬局)ことで、薬の二重投与や飲み合わせを点検してくれる。

医薬分業のしくみ

  1. 病院や診療所で診察を受けます。
  2. 薬の代わりに“処方せん”をもらいます。処方せんとは、薬の名前や量を書いた紙です。
  3. 処方せんを自分の好きな薬局へ持っていきます。
  4. 薬局で薬をもらい、薬代を払います。その時、薬剤師から薬の説明を受けます。

毒物劇物


毒物・劇物の表示

人体への毒性が強い物質は、法律で毒物又は劇物に指定されています。毒物・劇物を製造、輸入、販売する場合は、都道府県の登録が必要です。登録の際は、毒物・劇物が盗まれないよう、また、こぼれないような設備が必要です。

また、専門の知識を持った者に管理させなければなりません。保健所は、毒物・劇物の保管管理や受渡しが適正に行われているかを、立入りにより確認しています。

毒物・劇物を買う時の注意事項

  • 購入時は印鑑が必要です。
  • 保管場所には鍵をかけて、盗まれないようにしましょう。
  • 食べ物の容器に移すと、間違いやすいので危険です。
  • 吸うためにシンナ-を買うことはできません。

医薬品の製造・輸入と販売

医薬品の製造や輸入を行う場合、厚生大臣や都道府県知事の承認と許可が必要です。医療用具、医薬部外品、化粧品を製造する場合も同様です。保健所では、製造所に立入りしたり商品の抜き取り検査をして、決められた方法で、基準に合った医薬品等が製造されているか確認しています。

薬局を開設したり、医薬品を販売する場合、都道府県の許可が必要です。保健所では、医薬品の不適正な販売がないか、また、店舗の管理状況などを、立入って確認しています。

薬局と薬店のちがい

区分 管理者の資格 販売できる医薬品 業態
薬局 薬剤師 全ての医薬品 調剤+店舗販売
薬店 一般販売業 薬剤師 全ての医薬品 店舗販売
薬種商販売業 試験合格者 一部の医薬品は販売できない 店舗販売

麻薬・向精神薬・覚せい剤

麻薬や覚せい剤は、犯罪につながるケ-スもあるため、取り扱いは法律で厳しく規制されています。医療機関や研究施設で麻薬を取り扱う場合は、都道府県知事の免許が必要です。覚せい剤や覚せい剤原料を使用する場合も、都道府県知事の指定が必要です。保健所では、麻薬等の取扱い施設の立入りを行い、適正な保管管理、受渡しの指導を行っています。

近年、麻薬、覚せい剤の乱用者は低年齢化、かつ広域化しています。このような状況に歯止めをかけようと、保健所では、薬物乱用防止のためのビデオの貸し出し、講演会などを通して、啓発に取り組んでいます。

温泉

温泉を無駄に汲み上げることを防止し、より豊かに永く利用できるようにするため、温泉を掘ったり、わき出た温泉を利用して旅館や公衆浴場を営む場合、都道府県の許可が必要です。また、効能がある温泉(療養泉)には、効能書きや入浴時の注意事項を掲示しなければなりません。

温泉の条件

温度が25度以上、又は、1kg中に次の物質のいずれか1つを含有しているもの

溶存物質 総量1.000mg以上 遊離炭酸 250mg以上
リチウムイオン 1mg以上 ストロンチウムイオン 10mg以上
バリウムイオン 5mg以上 フェロ又はフェリイオン 10mg以上
第一マンガンイオン 10mg以上 水素イオン 1mg以上
臭素イオン 5mg以上 ヨウ素イオン 1mg以上
フッ素イオン 2mg以上 ヒドロひ酸イオン 1.3mg以上
メタ亜ひ酸 1mg以上 総硫黄 1mg以上
メタほう酸 5mg以上 メタけい酸 50mg以上
重炭酸ソ-ダ 340mg以上 ラジウム塩 1億分の1mg以上
ラドン 20(百億分の1キュリ-単位)以上

お問い合わせ

健康福祉部健康福祉総務課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4694

kenfukuso@pref.kyoto.lg.jp