ここから本文です。

最新の府内の発生状況(2022年第○週)

今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)

丹後 中丹東 中丹西 南丹 京都市 乙訓 山城北 山城南
  • 発生なし
  • 発生
  • 注意報
  • 警報

コメント

2024年第24週の報告です。

 今週も京都府の手足口病の定点当り報告数がさらに増加しました。保健所別では京都市山科区が警報レベルに加わりました。咽頭結膜熱は乙訓と山城南で警報レベルが継続。そのほか新たに京都市右京区でA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が警報レベルに、京都府右京区・西京区では水痘が注意報レベルになりました。

 全数報告対象の感染症は、結核が6件、レジオネラ症が1件報告されました、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が2件、水痘(入院例)と梅毒が各1件報告されました。また、基幹定点からマイコプラズマ肺炎が1件報告されました。眼科定点から流行性角結膜炎が9件報告されました。

 手足口病の拡大が続いています。流行拡大を予防するため、流水と石けんで十分に手を洗ってください。排泄物は適切に処理してください。消毒は通常のアルコール消毒ではなく、酸性アルコールもしくは次亜塩素酸ナトリウムを用いてください。

 また、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の罹患者数も増加しています。京都府でこれまでに計20例、全国で1060例と現時点で既に昨年一年間の合計罹患者数を上回っています。全国では1999年に統計を取り始めて以降、最多の罹患者数です。STSSの原因の一つであるA群溶血性レンサ球菌の感染者数も昨年を上回るペースで増加しています。飛沫予防策+接触予防策を実施し、擦過傷などの創部は清潔に処置してください。

 STSSは急速に進行する致命率の高い疾患です。菌が傷口や粘膜などから組織の深部や血液中に侵入し発症しますが、感染経路が不明な例も多くあります。最初は、腕や足の痛みや腫れ、発熱、血圧低下などから急激に始まることが多く、その後、組織壊死や呼吸状態の悪化、肝不全・腎不全などの多臓器不全を来たし、場合によっては数時間で全身状態が悪化します。四肢などに強い痛みが急激に生じ、発熱や全身状態の悪化を伴うような場合には早めに医療機関を受診してください。