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トピックス
2025年5月9日
急性呼吸器感染症(ARI)について
百日咳の累積報告数が過去最多となりました!
2025年4月23日
疾患別情報
2024年7月19日
劇症型溶血性レンサ球菌感染症について
過去の記事はこちら
新着情報
2025年18週のデータを掲載しました。
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202518(CSV:3KB)
コメント
2025年第18週の報告です。
定点報告感染症は、咽頭結膜熱が先週に引き続き山城北で警報レベルです。丹後でも定点当り報告数が3.00に増加し、新たに警報レベルになりました。また伝染性紅斑も南丹と乙訓で警報レベルが継続しています。京都市でもA群溶血性レンサ球菌咽頭炎・水痘・伝染性紅斑は警報レベルのところがあります。
全数報告対象疾患は、結核が2件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・レジオネラ症・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症・侵襲性インフルエンザ菌感染症がそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が3件、梅毒が2件、百日咳が26件報告されました。
今週は様々な報告がありました。まず百日咳の累積報告数が、全数報告になった2018年以降過去最多となりました。京都府ではHPやFacebookを通じて注意喚起を行っています。詳しくは末尾もしくはページ上方のリンクからご確認ください。
また、風しんの今年2例目の報告がありました。1例目は府内では5年ぶりの報告でした。風しんは、風しんウイルスによる急性発疹性感染症です。感染経路は飛沫感染もしくは接触感染です。妊婦が感染すると胎児に重篤な影響を与える先天性風疹症候群の原因となります。感染はワクチンによって予防可能ですが、ワクチン接種済みであっても抗体価が不十分な場合があります。特に妊娠を希望する女性やその同居者の方は、抗体価の検査をご検討ください。京都府では、これらの方を対象に無料で風しん抗体検査を実施しています。
さらに、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の今年初の報告がありました。SFTSは、SFTSウイルスによる疾患で、ウイルスを保有しているマダニに刺されることで感染します。患者や発症した動物の血液や唾液等の体液を介した感染もありえます。発熱や消化器症状などが主な症状です。重症例では神経症状・出血傾向・多臓器不全等が見られ、日本における致命率は27%(国立感染症研究所2017)と報告されていますが、致命率の改善が期待される抗ウイルス薬(ファビピラビル(商品名アビガン錠))が2024年6月に承認されました。ワクチンはありません。感染予防のためには、ダニに咬まれないようにすることが重要です。草むらなどに入る際は長袖、長ズボン、手袋、長靴を履くなど肌の露出を避けてください。また、ディートなどの有効成分を含む虫除け剤の使用も有効です。更に詳しい情報は下方厚生労働省Q&Aリンクよりご確認ください。
▶百日咳:百日咳の累積報告数が過去最多となりました!/京都府感染症情報センター
京都府広報課|Kyoto-shiKyoto|Facebook
▶風しん抗体価検査:風しん抗体検査の無料実施について/京都府ホームページ
▶京都府SFTS発生報告:ダニ媒介感染症(SFTS)の患者の発生について/京都府報道発表資料
▶重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2025年第18週の報告です。
定点報告感染症は、咽頭結膜熱が先週に引き続き山城北で警報レベルです。丹後でも定点当り報告数が3.00に増加し、新たに警報レベルになりました。また伝染性紅斑も南丹と乙訓で警報レベルが継続しています。京都市でもA群溶血性レンサ球菌咽頭炎・水痘・伝染性紅斑は警報レベルのところがあります。
全数報告対象疾患は、結核が2件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・レジオネラ症・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症・侵襲性インフルエンザ菌感染症がそれぞれ1件、侵襲性肺炎球菌感染症が3件、梅毒が2件、百日咳が26件報告されました。
今週は様々な報告がありました。まず百日咳の累積報告数が、全数報告になった2018年以降過去最多となりました。京都府ではHPやFacebookを通じて注意喚起を行っています。詳しくは末尾もしくはページ上方のリンクからご確認ください。
また、風しんの今年2例目の報告がありました。1例目は府内では5年ぶりの報告でした。風しんは、風しんウイルスによる急性発疹性感染症です。感染経路は飛沫感染もしくは接触感染です。妊婦が感染すると胎児に重篤な影響を与える先天性風疹症候群の原因となります。感染はワクチンによって予防可能ですが、ワクチン接種済みであっても抗体価が不十分な場合があります。特に妊娠を希望する女性やその同居者の方は、抗体価の検査をご検討ください。京都府では、これらの方を対象に無料で風しん抗体検査を実施しています。
さらに、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の今年初の報告がありました。SFTSは、SFTSウイルスによる疾患で、ウイルスを保有しているマダニに刺されることで感染します。患者や発症した動物の血液や唾液等の体液を介した感染もありえます。発熱や消化器症状などが主な症状です。重症例では神経症状・出血傾向・多臓器不全等が見られ、日本における致命率は27%(国立感染症研究所2017)と報告されていますが、致命率の改善が期待される抗ウイルス薬(ファビピラビル(商品名アビガン錠))が2024年6月に承認されました。ワクチンはありません。感染予防のためには、ダニに咬まれないようにすることが重要です。草むらなどに入る際は長袖、長ズボン、手袋、長靴を履くなど肌の露出を避けてください。また、ディートなどの有効成分を含む虫除け剤の使用も有効です。更に詳しい情報は下方厚生労働省Q&Aリンクよりご確認ください。
▶百日咳:百日咳の累積報告数が過去最多となりました!/京都府感染症情報センター
京都府広報課|Kyoto-shiKyoto|Facebook
▶風しん抗体価検査:風しん抗体検査の無料実施について/京都府ホームページ
▶京都府SFTS発生報告:ダニ媒介感染症(SFTS)の患者の発生について/京都府報道発表資料
▶重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A|厚生労働省