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トピックス
2025年8月7日
急性呼吸器感染症(ARI)について
2025年7月31日
京都府南部で初めてSFTSの報告がありました!(2025年7月31日)
2025年7月22日
百日咳の流行が継続しています!(2025年7月22日)
2025年6月30日
ダニ媒介感染症に注意!<日本紅斑熱、SFTS>
2025年6月20日
百日咳の流行が継続しています!
過去の記事はこちら
新着情報
2025年31週のデータを掲載しました。
過去のお知らせはこちら
最新の府内の発生状況(2022年第○週)
全数把握疾患
定点把握疾患
今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)
top202531(CSV:3KB)
コメント
2025年第31週の報告です。
伝染性紅斑は今週も警報レベルが続いています。定点当りの報告数はピーク時に比べかなり減少はしましたが、そのまま横ばいの状態が続いています。京都府内では乙訓・南丹・中丹東・丹後の各保健所で警報レベルが継続しており、山城南で今週新たな警報レベルとなりました。
全数報告対象疾患は結核と梅毒がそれぞれ6件、腸管出血性大腸菌感染症が2件、レジオネラ症が4件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とアメーバ赤痢がそれぞれ1件、百日咳が36件報告されました。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告は今年に入って既に4件目です。例年は1~3件/年のことが多く、届出を開始した2013年3月以降では過去最多ペースとなっています。また初めての京都府南部地域での感染報告でした。
SFTSは、SFTSウイルスによる疾患で、主にウイルスを保有しているマダニに刺されることで感染します。また患者や発症したイヌ・ネコなどの伴侶動物の血液や唾液等の体液を介した感染例も報告されています。主な症状は発熱や消化器症状などで、重症例では神経症状・出血傾向・多臓器不全等が見られ、日本における致命率は27%と推定されています。治療は対症療法が主体となっていますが、2024年6月に新しい抗ウイルス薬(ファビピラビル)が使用可能になり、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます。現状で有効なワクチンはありません。感染予防のためには、マダニに刺されないようにすることが重要です。草むらなどに入る際は長袖、長ズボン、手袋、長靴を履くなど肌の露出を避けてください。また、ディートなどの有効成分を含む虫除け剤の使用も有効です。もし、吸血中のマダニに気が付いた際は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)を受けてください。また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診してください。
▶京都府南部で初めてSFTSの報告がありました!(2025年7月31日)/京都府感染症情報センター
▶ダニ媒介感染症の総合ページ:ダニ媒介感染症|厚生労働省(外部リンク)
▶重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2024年版(外部リンク)
感染症発生動向
定点把握(週報)
定点把握(月報)
全数把握
コメント
2025年第31週の報告です。
伝染性紅斑は今週も警報レベルが続いています。定点当りの報告数はピーク時に比べかなり減少はしましたが、そのまま横ばいの状態が続いています。京都府内では乙訓・南丹・中丹東・丹後の各保健所で警報レベルが継続しており、山城南で今週新たな警報レベルとなりました。
全数報告対象疾患は結核と梅毒がそれぞれ6件、腸管出血性大腸菌感染症が2件、レジオネラ症が4件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とアメーバ赤痢がそれぞれ1件、百日咳が36件報告されました。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告は今年に入って既に4件目です。例年は1~3件/年のことが多く、届出を開始した2013年3月以降では過去最多ペースとなっています。また初めての京都府南部地域での感染報告でした。
SFTSは、SFTSウイルスによる疾患で、主にウイルスを保有しているマダニに刺されることで感染します。また患者や発症したイヌ・ネコなどの伴侶動物の血液や唾液等の体液を介した感染例も報告されています。主な症状は発熱や消化器症状などで、重症例では神経症状・出血傾向・多臓器不全等が見られ、日本における致命率は27%と推定されています。治療は対症療法が主体となっていますが、2024年6月に新しい抗ウイルス薬(ファビピラビル)が使用可能になり、病状の進行が予期される場合には使用が検討されます。現状で有効なワクチンはありません。感染予防のためには、マダニに刺されないようにすることが重要です。草むらなどに入る際は長袖、長ズボン、手袋、長靴を履くなど肌の露出を避けてください。また、ディートなどの有効成分を含む虫除け剤の使用も有効です。もし、吸血中のマダニに気が付いた際は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)を受けてください。また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診してください。
▶京都府南部で初めてSFTSの報告がありました!(2025年7月31日)/京都府感染症情報センター
▶ダニ媒介感染症の総合ページ:ダニ媒介感染症|厚生労働省(外部リンク)
▶重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2024年版(外部リンク)