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近年、地球規模での開発の進展により、開発途上国における都市化や人口密度の増加、未知のウイルスの宿主となっている動物と接する場面の増加など、未知の感染症との接点が増えています。
さらに、グローバル化で海外と行き来する機会が飛躍的に増え、こうした未知の感染症や、近い将来克服されると考えられていた感染症が再び流行するような事態が発生した場合、世界中に拡散するおそれも高まっています。
こうした未知の感染症の発生時期を正確に予知することは困難であり、発生そのものを阻止することは不可能です。
次の感染症危機から国民の生命や健康を守るため、平時から万全の備えを行うことが不可欠であり、ひとりひとりの行動が重要です。
新型インフルエンザや今後新たに発生するかもしれない生命や健康に重大な影響を与えるおそれがある感染症は、ほとんどの人が免疫を持っていません。
発生した場合は、人から人へ感染しやすく、大きな流行(パンデミック)となり、健康被害とそれに伴う社会的な影響をもたらすおそれがあります。
例えば、2020 年(令和2年)1月に、日本で最初の新型コロナの感染者が確認されて以降、新型コロナの感染は拡大し続けました。その結果、国民の生命と健康が脅かされ、国民生活や社会経済活動は大きく影響を受けました。
新型インフルエンザ等が流行する可能性も想定し、感染拡大をできるだけ抑え、国民の生命や健康を守るため、平時からの備えが必要不可欠です。
詳しくは、平時からの備えや、感染症危機時における身近な疑問についてまとめた以下のQ&A形式の冊子をご確認ください。
また、こどもとその保護者の皆様が感染症の基礎知識等についてわかりやすく学べる以下のページも併せてご確認ください。