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<令和4年第27週>令和4年7月4日〜令和4年7月10日

今週のコメント

令和4年第27週の報告です。
全数報告は結核が2件、アメーバ赤痢カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が各1件、梅毒が3件報告されました。
定点報告では、京都市右京区に発令されていた咽頭結膜熱の警報が解除されました。乙訓の警報は継続中です。今週もRSウイルス感染症の微増が続いています。その他疾患に大きな変動はなく、眼科定点・基幹定点ともに報告ありません。
新型コロナ感染症新規陽性確認数が京都府内でも急増しています。7月13日の時点で 島根県でのBA.5への置き換え率が70%との報告がありますが、米国ではBA.5が65%、BA.4が16%と報告(CDC updates genomic surveillance data より。Wed., July 13, 2022, 12:55 a.m.)されています。ヨーロッパ諸国では、BA.4/BA.5変異株は、フィンランドで100%、ポルトガル、ベルギー、キプロス、アイルランドで90%以上になっています。 (Country overview report: week 26 2022 Produced on 7 July 2022 at 19.15 Weekly COVID-19 country overview (europa.eu))
変異株に感染した場合の症状や重症化率や、変異株に対してのワクチンの効果、治療薬の効果についても不明です。私たちにできる対策の基本は変わりません。
1.これまでの標準予防策(マスク着用・手洗いとうがいの励行)を継続しましょう。
2.家庭内感染予防策(こまめな換気・最小限の会話)を継続しましょう。
3.体調が不良であれば、外出を控えましょう。
4.感染症はきちんとした対策で予防できます。過度に敏感にならず、過度に恐れず、毎日を過ごしましょう。


新型コロナウイルス感染症の京都府内での発生状況については こちらをご覧ください


全数報告の感染症

分 類 報 告
1類感染症 報告がありません
2類感染症 結核 が 2件報告されました
3類感染症 報告がありません
4類感染症 報告がありません
5類感染症 アメーバ赤痢カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 が それぞれ1件、梅毒 が 3件報告されました
全数報告一覧へ

定点把握の対象となる5類感染症

■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患

感染症名 定点当たりの報告数
京都府 全国
1 感染性胃腸炎 3.76 4.55
2 RSウイルス感染症 1.71 1.51
3 咽頭結膜熱 0.58 0.38
4 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 0.38 0.40
5 手足口病 0.34 1.42
■京都府の定点当りの報告数の一覧表へ 保健所別年齢階級別

■基幹定点

報告がありません

■眼科定点

報告がありません

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■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移

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今週の咽頭結膜熱地図(京都府版)

地図
罹患数 定点当たり
乙訓 12 3.00
山城北 3 0.33
山城南 2 0.67
南丹 8 1.60
中丹西 - -
中丹東 1 0.20
丹後 - -
京都市 18 0.42
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