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西脇知事と行き活きトーク バックナンバー(第52回)

第52回 西脇知事と行き活きトークin乙訓 開催概要

開催日時】令和4年1月15日(土曜日)10時30分頃から

【開催場所】長岡京市立中央公民館

【テーマ】「住んで良し、働いて良し、訪れて良し」 ~乙訓の笑顔あふれる まちづくり~

【参加者】

  • 前川 陽子さん(株式会社村田製作所 総務部 総務1課チームリーダー)
  • 田中 晃さん(アサヒビール大山崎山荘美術館館長)
  • KAMICOさん(neoseed代表/勝龍寺ほてい市主催)
  • 清水 陽一さん(森本東部地区まちづくり協議会会長/向日市社会福祉協議会会長)
  • 西脇 隆俊 京都府知事

 

【概要】

西脇知事が府内各地に出向き、府民の皆様と語り合う、「西脇知事と行き活きトーク」。第52回目となる今回は、長岡京市立中央公民館にて、「住んで良し、働いて良し、訪れて良し」~乙訓の笑顔あふれる まちづくり~をテーマに、様々な分野で活躍されている皆様とトークしました。

ダイジェストムービー(外部リンク)もぜひご覧ください。

 全員写真(トーク中の様子)

今回は、乙訓地域の皆様にも会場にお越しいただく予定でしたが、残念ながら新型コロナ感染症対策のため無観客での開催となりました。
なお、当日はトーク参加者・スタッフ共に感染対策を講じた上で開催しました。

【トーク全文】住んで良し、働いて良し、訪れて良し~乙訓の笑顔あふれる まちづくり~

  1. 自己紹介

  2. 住んで良し

  3. 働いて良し

  4. 訪れて良し

  5. 知事からひとこと

 自己紹介

司会

ここ乙訓は、かつては長岡京が置かれ、天下分け目の天王山や勝龍寺城など歴史あふれる地域。そして特産である竹に関連する文化が生活に根付き自然あふれる地域。さらに高速道路やJR・阪急など発達した交通網に恵まれた地域です。こうしたこともあり、乙訓地域は京都や大阪など地域外の方からも関心が寄せられるエリアとなっていますが、本日は、その魅力を住む・働く・訪れるの3つの視点から紐解いていきたいと思います。
それでは「住んで良し、働いて良し、訪れて良し、乙訓の笑顔あふれるまちづくり」をテーマに話を進めてまいります。はじめに本日の出席者の皆さまから自己紹介を頂きたいと思います。
はじめに西脇知事にお願いいたします。

知事

京都府知事の西脇でございます。皆さん、おはようございます。また、あけましておめでとうございます。よろしくお願いいたします。
自己紹介ということなんで一言申し上げますと、私、中学高校時代野球をやっておりまして、残念ながら乙訓地域の学校と試合をしたことはなかったんですけれども、今でも体を動かすことは非常に好きなんです。北山の方に住んでいるので、ここまで走ってくのるのはなかなか大変なんですけど、結構近いところまで走って来てるんです。本当は歩いて見て回ると、より魅力がわかるのかなというふうに思ってます。
今まで乙訓地域での行き活きトークを4回やっておりまして、最初は大山崎で、その後、原田伸郎さんと長岡天満宮で、外国人観光客も含めた観光客の方にインタビューするってことだったんですが、37度を超える炎天下でですね、牛の像を触って火傷しかけたっていうぐらい暑い日だったんですけども。
それからセブン商店会で、これはコロナ禍になってからなんですけれども、CO2濃度の測定等のご協力と、それから子育て応援のいろんな取り組みをされておりますのでその取材を兼ねてということで。
つい直近は、向日市のまちてらすMUKOで、都市農業をされてる方との話し合いということで。
それぞれテーマを決めてきたんですが、今日はその集大成ということで、一堂に会して、本当は観客に来ていただいたらいいなと思っていたんですが、コロナ感染拡大中ということで、無観客ですがよろしくお願いしたいと思ってます。
先ほど司会からありましたように、乙訓地域の魅力を掘り下げ、さらに向上させるためにはどうしたらいいかというようなことについて、皆様から忌憚のないご意見を賜りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

司会

ありがとうございました。リラックスした感じで進めていきたいと思います。自己紹介を前川さんからお願いできますか?

前川さん

自己紹介前川さん株式会社村田製作所(本社:長岡京市)総務部総務一課でチームリーダーをしております前川陽子と申します。よろしくお願いいたします。現在長岡京市に在住しておりまして、4歳の男の子を子育て中です。私自身2006年に株式会社村田製作所の、八日市の事業所の方に配属になったんですけども、2013年に仕事の関係で長岡京市の方に転入してまいりました。現在は社内の行事の推進ですとか、あとメインには社会地域貢献活動とか、そういったところを担当させていただいております。
簡単ではございますが、村田製作所の取り組みにおいて、地域とどのような連携をしてるのかというところを簡単にご紹介させていただきたいと思います。
毎年7月に西山体育館で、全国の小学生がチームで対抗する若葉カップというバドミントンの大会がございます。そちらに特別協賛を1991年より継続してやらせていただいております。
また2006年より地域の小学校の方へ出向かせていただきまして、理科授業ですとかキャリア教育とか、2019年にプログラミングが小学校で必修化されることで、そういったところの体験学習もさせていただいております。
最近また同じ19年ですかね、長岡京市内の待機児童の解消に向けて、認可保育所と弊社の従業員の多様な働き方を支援するという目的から、企業内保育所を併設した複合型保育園も開園してまいりました。
直近では長引くコロナ禍ですね、教育現場や福祉の現場では、やっぱり対面が必要だということで、そういったところの安心安全に繋がるようにと、長岡京市内の小中学校にもサーモグラフィーの検温器、すぐ計れるようなものと、大型モニターでクラスを分けて授業ができるというもの、また福祉の現場向けに、ちょうど夏でしたので、通気性のいい不織布のガウンとかマスクとか、そういったものを寄贈させていただいたりしております。本日はよろしくお願いいたします。

司会

ありがとうございました。前川さんは現在4歳のお子様の子育て中ということでございます。
それでは続いて田中さん、よろしくお願いいたします。

田中さん

自己紹介田中さんアサヒビール大山崎山荘美術館館長の田中でございます。本日はよろしくお願い申し上げます。
私の紹介というよりは、美術館のご紹介をさせていただきたいなと思っております。アサヒビール大山崎山荘美術館は約5500坪の庭園の中にですね、大正昭和の実業家でございました加賀正太郎の別荘を活用した本館と、安藤忠雄さんの設計の展示館からなる美術館でございます。開館当時は「天王山の宝箱」というようなですね、お褒めのお言葉を頂戴したことがございます。
加賀正太郎がなぜここに居を構えたかというと、ヨーロッパを視察したときに、ウィンザー城から見たテムズ川の景観に非常に感銘を受けたと。ちょうど木津川・宇治川・桂川の3川が合流する、その周りの景観が似ているということで、その景観が見える天王山の中腹に別荘を建てたというようなことを聞いております。建築を開始したのが大正元年でございます。
その後、加賀正太郎のその別荘はですね、加賀家の手を離れて転売されてですね。会員制のレストランになったり空き家になったりしたんですね。その後、その別荘を取り壊して100戸ぐらいの高層マンションにするという話が持ち上がったんです。そのときに地域の皆さんから、今もございますけど赤い屋根がシンボルのあの別荘がですね、無機質な鉄筋コンクリートになるのはしのびないと地域の皆さんから保存運動が起きまして、それが当時の京都府の荒巻知事の頃です。アサヒビールの樋口廣太郎社長がその話をお聞きしまして、それを買い取って、地域を元気にしようという目的で、美術館にしたという経緯がございます。
うちの樋口廣太郎は、京都生まれの京都育ち、根っからの京都人でございまして、故郷を元気にしたいということで、美術館を作ったというようなことでございます。開設が1996年、平成8年で、去年末までに220万人のお客様にご来館をいただいたというところでございます。開設当時から今見たらですね、美術館というか、地域を元気にしたいという思いを持って我々スタッフもがんばってるというようなことでございます。本日はよろしくお願いいたします。

司会

ありがとうございます。
大山崎山荘美術館では小学生の1日館長というのをされてるということで、後でまたそのあたりの話を。
それでは続きまして、KAMICOさん、お願いいたします。

KAMICOさん

自己紹介KAMICOさん皆様おはようございます。私は、去年立ち上げたneoseed(ネオシード)の代表として活動しているKAMICOと申します。この団体のコンセプトは「この地球を次世代に繋ぐ種まきを今ここから始めよう」というものになりまして、私は長岡京市にあります勝龍寺というお寺に嫁いだんですが、そのお寺の境内を使いまして、月に一度「勝龍寺のほてい市」という小さなマルシェを開催しています。その内容は、環境にやさしい物販ですとか、子供たちも楽しめるようなワークショップを行っています。あとは私が兵庫県宝塚市の市立宝塚北高等学校という演劇科の卒業でございまして、結構友達に表現者が多いので、そういう繋がりから、音楽とか、ダンスパフォーマンス、エンターテイメント的なものも取り入れています。
また、地球や自分たちの暮らしっていうのを考えるきっかけとなるような映画の上映会やお話会も開催しています。
私自身、名前をKAMICOといって、誰やねんと思うんですけれども、9年前に独学で切り絵を始めまして、その3年後に兵庫県の女性の起業支援の補助金を使いまして、宝塚の清荒神というお寺の参道にアトリエをオープンしたんです。そこがシャッター通りになっているんですけれども、私が切り絵でいろんなイベントを開催したりとか、お寺さんと繋がって企画をしているときに今の主人と出会ったっていうのがきっかけです。そこでもやはり地域を活性化、新しく人と町を繋げたいという思いがあって活動しておりました。
結婚を機に、2018年の4月から長岡京市に移住したんですけれど。最初は自分自身お寺に嫁いだので引っ込んでおこうと思ったんですが、やはり何かこう自分の魂が突き動かされるような感じで、地域のイベント団体とかに関わることになりました。私も今2歳半になる娘がいるので、産後うつになったりとか、子育てのことを一歳半ぐらいまでは集中していたんですけれども、そのときにふと、やはり地域の活性化、お寺っていう場所を使っていろんな人が集えるような空間を作っていきたいなと思ったところ、どんどんいろんな人たちが集まってきて、ほてい市が実現し、今に至っています。
今私がやってることとしては、切り絵の体験を本堂でやったりですとか、市内のB型支援事業所さんと一緒に企画して新しい長岡京市のお土産物を作ろうということで、オリジナルハーブティーを作ったりとか、あとは切り絵でデザインした御朱印というものを授与しておりまして、そちらがすごく好評で全国各地よりお参りに来られてる方っていうのがあります。
自分自身ができることを、お寺だったりとか、この地域に還元できるような、盛り上げる活動というのを行っております。まだまだこの乙訓のことっていうのがわからないので、今日お話する中で、いろんな人の新しい町の魅力を発見できたらいいなと思っております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

司会

ありがとうございます。KAMICOさんは、子育て中のお母さんが一堂に会して交流できるようないろんな企画をされているとか。そうした活動を積極的にされてることなので、またそのあたりも後ほどお伺いしたいと思います。それでは清水さんお願いいたします。

清水さん

自己紹介清水さん向日市から参りました清水陽一と申します。よろしくお願いいたします。住んでいるところは、JR東海道線東側の、向日市の中でも土地の低いところです。今73歳なんですが、49年前、24歳で就職して、向日市を離れました。この間に茨城県日立市で大火事に、柏崎刈羽原子力発電所に駐在していたときには、中越沖地震に遭遇しております。60歳で向日市に戻り、自治会に誘われまして、お手伝いをしていた中で、森本東部地区のまちづくり協議会、区画整理事業組合、向日市民生児童委員協議会、そして向日市社会福祉協議会の会長を務めることになりました。
自治会に誘われた経緯なんですが、地元に戻ったときに、私は一人っ子で両親が2人で住んでおりまして、戻ってくる前には、父親が死んでおりましたので、母親が1人で暮らしておりました。そのときに、近所の自治会の役員の区長さんから「陽一っちゃんのお父さんお母さんの面倒を見てやったんだから、今度は世話をする番やで」とこう言われまして、自治会の仕事に携わるようになりました。こういう人の繋がりっていうものが生きている地域だなあということで、大変ありがたく思っております。
それからまちづくり協議会で土地区画整理事業の役割を果たすようになりましたけれど、地権者や地域の方々からですね、地元の発展のためにと協力をいただき、またねぎらいの言葉をかけていただきまして、皆さんの郷土を思う気持ちを感じております。
社会福祉協議会、昨年から会長を務めることになったんですが、介護事業とか福祉事業に携わる方々のお話を聞いておりますと、この仕事が好きだ、生きがいだという声が聞かれまして、こういう方々のお気持ちを、そして地域の雰囲気を大事にして活動していきたいなと思っております。
36年間のブランクで帰ってきたときには、変化というものをあまり感じなかったんですけれど、最近になりましていろいろな開発事業が行われており、変化を感じてるところです。

 住んで良し

司会

それでは、1つ目のテーマ「住んで良し」について話を進めたいと思います。
「住んで良し」にも様々あると思いますが、例えば生活する上で、安心・安全なまちであることってみなさんにとってとても大事なことですよね。この地域では「いろは吞龍トンネル」の整備が進んでいますが、これも住んで良しの1例だと思うのですが、乙訓地域の住んで良しと思う点、あるいはこうすればもっと住みやすくなるのではという意見を伺いたいと思います。

清水さん

先ほど地元の方々の励ましや繋がりということをお話しましたが、こういうのが残ってるというか「ある」ところが、やはり、住んでよしの第一だというように思っています。それから先ほど私は向日市の中でも土地の低いところに住んでると申し上げましたけれども、ここ、長岡京は水害によって平安京の方に移ったということで、水害の面からも、私の子どもの頃っていうのは大雨が降ると冠水するという地域でした。昨今、貯水排水施設の府の事業で「いろは呑龍トンネル」というのが今建設中で、一部はもう供用中でして、それによって水害がずいぶん減っております。完成したらもっと水害が減るんじゃないかな期待しているところです。水害がなくなったことに感謝してるところで、これはやはり住んでよしに繋がると思っております。都は平安京に遷ってしまったんですけれど、もし長岡京の時代に呑龍があったら、千年の都は平安京じゃなくて長岡京だったんじゃないかと思ってるところです。清水さん
それから3番目は変化ということです。この地域は鉄道・国道・高速道がありまして交通の利便性のよいところでありますけれど、私が住んでるところは、東海道線の東側で、JR東海道線で東西の交通が遮断されていて、消防車が入ってくるのもなかなか難しいようなところです。今回の区画整理事業とあわせて都市計画道路が出来、また両側歩道の道路もできることになってより安全な街へと変化しつつあるというように思っております。
この区画整理事業というのは市街化調整区域に地区計画という制度を初めて適用してできました。京都府・向日市に指導いただき、国土交通省の方からも支援をいただいたと聞いております。現在計画中のJR向日町駅の再開発や、桂川サービスエリアのスマートICとか、府道の物集女街道などの事業をしていただいておりますが、府道伏見向日町線の拡幅との相乗効果によりまして、より利便性の良い区域に変わっていくと思っております。
そして、今工事が進んでおりますが、この工事の進む姿に、躍動感といいますか、街の躍動を感じているところです。
また土地区画整理事業で事業所を誘致することになりまして、数千人の方が働く場所になります。まず、税収とか、各種サービス事業とか消費の拡大、働く場所の拡大に貢献してくれると思いますし、税収については福祉事業の継続といいますか、なかなか福祉事業の負担も大きくなってきておりますので、その辺のところにも貢献してくれると思っているところです。

司会

ありがとうございます。ハード・ソフト両面からの幅広い話をいただいてきましたが、KAMICOさんはいかがでしょうか?

KAMICOさん

私は兵庫県西宮市出身で、今は実家が宝塚市なので、これまで兵庫県以外に住んだことがありませんでした。初めて県外で長岡京市に住んでいるんですけれども、宝塚市と比べて長岡京市って人口が約8万人なので、すごくコンパクトで、いい意味でいろんなものがぎゅっとまとまってるなっていうところがあるのと、緑も豊かだし、アクセスが京都にも大阪にもしやすいっていうところで、都市の方に出やすいっていうところがベッドダウンとしても、ここは子育て世代の人たちがこの長岡京市を選ぶ理由だったりするのかなと思います。
私が今やっているneoseedの活動や今いるお寺という環境で感じるのは、やはり地域が一つの家族になるっていうことがすごく大事になってくるんじゃないかなと思います。
大企業が長岡京市にはたくさんあって、赴任でこちらに来られて周りに知ってる人がいない状態で子育てをするってすごく心細かったり、誰にその思いをシェアしていったらいいかっていうのがあると思うんですけれども、何かそういったときに、頼れる駆け込み寺みたいな感じで、ちょっとこう、お買い物したいとか髪の毛を切りたいとか、ママになると、そういうちょっとした時間って、なかなかこう作れないんですよね。そういうときにneoseedの活動としても、時間がある人、たとえば高齢者の方たちだったりとか、あと子供を持っていなかったり、独身の方でも子育てに関わるっていうような環境をつくる取り組みをしているんですよね。実際私もイベントで動いているときは、ほぼ私は娘を見ていなくて、うちの母がベースで見てくれるんですけれども、その出店者さんだったりとかいろんな人たちが娘に対して関わってくれるので、人見知りすることもなく、どんな世代の人とも関わることができるようになっているんですね。やっぱりママだけになってしまうと、子どもたちもママから離れたくないとなるけれども、いろんな受け皿がお寺だったり地域にたくさんあれば、もっといろんな世代との交流ができるから、子どもたちのためにも、可能性だったりが広がっていくのかなと思ってます。
うちは檀家寺なので、檀家さんがもうずっとそのお寺を代々守ってくれているんですけれども、何かあるときに損得とか関係なく普通に来てくださるんですよね。手伝ってくださるというか。この前もお寺のしめ縄づくりを毎年やってるんですけど、朝早くから皆さんが集まっていただいたりとか、大晦日の除夜の鐘を鳴らすときとかも整列だったりとか、いろいろと気にかけてくださって。でもそれってその1人1人の地域を守る、お寺を守るっていう意識っていうのが、そこに住んでいる人たちに自然と芽生えてきてるものなんだなっていうふうに感じるんですね。そういったものを地域で育んでいきたいなあというところもあって、今私の活動っていうのをしています。
高知県って「高知家」って言われてますよね。県が一つの家族ですみたいな感じで打ち出してると思うんですけれども、(「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」など)オール京都で子育てをし、日本一の子育て環境を推奨して行っている取り組みをいろいろされてると思うので、長岡京駅の改札を出たところに授乳できるボックスみたいなのが設置されているのを最近気づきまして、やっぱりちょっとした何かそういう、街が子育てをしやすい環境を作るって大切ですよね。あとさっき村田製作所さんが企業内での保育所の話をされましたが、そういうところをどんどん作っていくことによって、女性が出産しても自分のやりたいことが実現できるような環境を企業も行政も、そして個人的なところでもたくさん作っていくことが大切になってくるんじゃないかなと思います。舞台上手
課題としては、長岡京市でちょっと気になったのが、ゴミが少し多いなっていうところですね。宝塚市にいたときはゴミ収集のときに、こういうボックスみたいなのはなかったんですよね。袋に入れて、細かく分別されてたんですけれども、うちの境内でも、お宮さんの前にばーんとゴミのネットが置かれたときにすごく衝撃だったんですよね。その人たちは当たり前だったので、何の違和感もなかったと思うんですが、神様が通る場所に、私達人間のゴミを置いていいのかと思って。それを住職に言って、自治会長さんが境内の外の通路のところに変えてくださったんですけれども、もう少しゴミを減らすっていうことを、1人1人の市民が変えていくと、その街の景観にもなるし、そこを歩く人たち、観光で来る人たちっていうのが見たときに「あ、ゴミが多いな」っていうふうにならないように、ちょっとそういうところを市民が変えることによって、環境問題っていうところも、一人一人が意識して行動することができるんじゃないかなと思います。

司会

ありがとうございました。知事お二人のご意見聞いてどうでしょう。

知事

まず清水さん、いろは呑龍トンネルをほめてもらって、ありがとうございます。嬉しいです。全体の総事業費は490億円ですね。下水って、もともと汚水を流して水洗化するのと、雨水も流して非常に大きな管路の中に雨水をためて、洪水がピークを過ぎれば桂川に流す仕組みなんですが、令和5年度に全線開通します。北幹線が供用されてるだけで相当乙訓の浸水被害が減ってるんで、平安京の話もありましたけれども、実は平安京の洛中もかなり湿地帯があって、御池通りの由来とされる神泉苑が鴨川とつながっていたんじゃないかとか言われたりとかしててですね、つい最近までやっぱり水問題を解決するのが、生活も産業も経済もですね非常に大きな影響があったはず
これ、この話好きなんで、このへんでやめておきますけど、安心・安全がやっぱり一番です。もちろん今の自然災害もあるし、それから犯罪や交通みたいなものもありますし、それから高齢者の方になりますと住み続けられるような街、介護とか医療の安心もあるけれども、やっぱりまずは安全の基盤を作るということなんです。清水さんは社会福祉協議会の会長もされてますけれども、高齢者という観点に立てば、何かまちづくりの課題とかそういうのは感じておられることはありますか。

いろはどん龍トンネル
「いろは呑龍トンネル」北幹線の供用により、平成25年豪雨では約800戸の浸水被害が軽減(試算)
清水さん

やはり高齢者の方が、社会に出ていただくことが大事だなと思うんですね。そういう意味でKAMICOさんが行っていただいているような活動っていうのは高齢者が外へ出て行こうとされますし、またその中で、高齢者同士の繋がりができてきますんで、私どももそういう高齢者同士の繋がりをつくるとか、電話とか、訪問とかでお話をできるだけするようにしているものが事業にございます。そういう形で、高齢者の集まれる場所、そういうところを増やしていきたいなというように考えております。

知事

知事泣いてもかましまへんありがとうございます。KAMICOさんは子育てということで、これ(ステッカー)まず、早速取り上げていただいてありがとうございます。これは子育て環境日本一の中の風土作りの一環で、喫茶店とか公共の建物にいるときにですね、パパママが泣いてるお子さんをあやすのに困っててですね、ただ困ってるだけじゃなくてそういう経験してですね、例えば「うるさい」とか怒鳴られたりするとね、やっぱ無理だ、そういうとこ行きたくないってなことで出不精になるようなことで、ただそのときに、わざわざ(周りにいる人が)その赤ちゃんに「泣いてもいいですよ」っていうのはなかなか気恥ずかしいというときに、このステッカーをスマホなんかに貼ってもらうと。そうすると、今、乗り物って、ほとんどの人がスマホ見てますよね。これが必ず見えるんですよ、前の方に。この「泣いてもかましまへん」っていうのは、全国バージョンは「泣いてもいいですよ」で、その京都バージョン。最初5万部を作りましたけど、結構人気がありまして、増刷を今計画しております。社会全体でね、子育てをやっていくと、そうした機運を盛り上げていきたいと思い取り組んでいます。泣いてもかましまへんステッカー
それから今ありました、子育てにやさしいまちづくりでも、保育園とか幼稚園とかそういう専門機関もあるんですが、やっぱ圧倒的にお母さんお父さんも交流したいと。親同士もね。そうすると、一緒に行って集まれる場所を作ると、すごい盛況なので、それがだんだん広がっていくと高齢者の方も参加され、やっぱ人が寄るというか集まる場所、これを提供するっていうことはもう非常に良いことではないかと。子供は勝手に遊んでて、親同士も交流をしていくという、それがまたいろんな活動に繋がっていくというのがいいんじゃないかなと。

ゴミの問題は、地球環境といった大がかりな話ですね。
全く余談ですが、昭和39年東京オリンピックの時に初めて青色のセキスイ製のポリのゴミ箱が東京で初めて導入されたんです。その時は焼却率がほとんどなくて、全部埋め立て地に埋めていて、匂いが大変なので、山手線はその辺りを通る時には窓を閉めたということがあってですね。それではダメだということ、海外からお客さんを迎えるということで初めて蓋付きのゴミ箱ができたと。やっぱりゴミとかそういうのは、街の一つの象徴的な環境だと思います。

子育てで付け加えることはありますか。

KAMICOさん

そうですね。さっき言ってた高齢者とも通ずるかなと思うんですけれども、高齢者は小さい子供たちと遊ぶと元気をもらえますよね。この前のほてい市で、こま回し協会のおじさんが子どもたちにこま釣り体験をしてくれて。私の子ども時代なら、こま回しってお正月の時にやってたんですけど、今の子どもたちは多分そんなにしないんですよね。そういう何か古くて新しいものを子どもたちが体験することができて、おじいちゃんおばあちゃん、子供たちも楽しめるっていうのがすごくいいなと思ったんです。
また、コロナ前までは東京にいたシンガーの方が、長岡京市にお住まいのお母様が高齢ということで戻ってこられたんですが、ご縁あってほてい市で歌っていただいたんです。90代のお母様やお友達が境内で座ってその音楽を楽しんでいて、ずっと家にいる高齢者の方たちが外に出て、交流ができるってすごくいい光景だなあと思ったので、これからも子供たちと高齢者をかけ合わせるようなことをどんどん作っていけたらいいなと思っています。

司会

ありがとうございます。もしかすると小学校でも昔遊びみたいなので、大きく世代を超えて交流するっていうことが魅力なのかなって。

知事

今はやりませんけど、私も昔遊びは得意ですよ。清水さんはどうですか。

清水さん

今お話にありました昔遊びですね、今、小学校と長寿会の間でそういうのやっておりまして、結構子供たちも喜んでくれるんで、高齢の方々も喜んで参加いただいています。
あと先ほどお話がありましたけど、街の中でお母さん同士で集まってですね、夕方、多分ちょっと仕事が一段落して、これから夕食の用意をする前の時間帯だと思うんですけれど、集まってお話されてるんですね。
だから今の若い方々とか、お母様がたも、やっぱりどっかで繋がりというものを求められているところはあると思いますんで、そういう気持ちをもっと強くしていただけるようにやっていきたいなと思います。
私すごく感動している姿が、お母さんが保育園へ子供さんを預けに行かれるのに、自転車に子供さんを乗せて走っておられるんですね。あれを見て非常に感動しているんですけど、道路に自転車専用レーンがあるんですけれど、専用レーンでありながら、車が駐停車しているときがあるんですね。そういうところは何か改善の余地があるんかなあというふうに思っているところです。

司会

ありがとうございます。ちょっとここで前川さんにも聞いてみたいんですけども、「住んでよし」っていうのは、企業さんからもいろいろ先ほどあったかと思いますが、スポーツや文化の支援などをされてますけど、そういうのも「住んでよし」に大きく寄与されてるんじゃないかなと思うんですけど、今の2人の話をお伺いして、どうでしょう。

前川さん

そうですね。個人的に思っていることで企業という話に繋がるかどうかわかんないんですけども。育児休職に入ったら子どもと2人っきりの時間が多くなったりとかするんで、やっぱ外との遮断があったりするんですけど、長岡京市内は育児支援センターも多くて、ちょっと支援センターに行って気晴らしとか、ママ友さんがそこでできたりとか、「ちょっと離乳食始まって困ってるんだけど」というような話や相談をしたりされたり、KAMICOさんがされているコミュニティづくりにも通じるものがあると思うんですけれども、そういったところで地域とまた繋がっていける
その支援センター繋がりで、うちの子どもが0歳のときに小学校に行くっていう赤ちゃんボランティアの経験もさせていただきました。
最近は少子化で小さいお子さんがいないご家庭も多いということで、5年生だったか6年生だったか、生命の誕生とかそういうのを学ぶっていうときに、よんでいただいて、ちっちゃい時の写真を見せながらお話ししたり、実際の赤ちゃんとふれあえるというものでした。
地域の皆さんとのそういったつながりや対話の中に企業としての社会貢献のヒントとなる課題やニーズがあるのかなと思っています。

 働いて良し

司会

では、次のテーマに移りたいと思います。
二つ目のテーマは「働いて良し」ということで、いろいろとワークライフバランスでありますだとか、地域貢献とか様々な視点があると思いますけれども、まずは田中さんにご発言をお願いしたいと思います。

田中さん

美術館の社会貢献というところについて、ちょっとお話を考えとかお話させていただきたいなと思うんですけども。舞台下手
乙訓のこの地で美術館をやらせていただく意味について、私が館長になってからずっと考えていました。すごい大上段からの話なんですが、やっぱり一番は地域社会の、特にお子さんの創造性を豊かにしていきたい創造性を高める拠点に。微力ではありますが、その一助になれたらなあという強い願いなんです。
美術というものにはすごい力があると思っています。われわれは世界のさまざまな絵画と彫刻等の名品を持っております。特に世界の人々に愛されているモネの「睡蓮」の連作も含め、あと民藝ゆかりの作品等を持っております。そういうものを、地域の皆さん、特にお子さんに、実際にリアルに体感していただき、見ていただき、触れていただくということが、今後、創造性ある人材を育てて、育んでいく一助になるんじゃないかなと思ってます。
私ども、いろんな施策をやっておりますけれども、2009年から出張授業というのをやって、その時もできる限り解説じゃなくて、みんなの意見を、僕はこう感じる、僕はこう思うんだ、みたいなことを聞こうよっていう話をして、やっております。
あとギャラリートークとか、あと、子供鑑賞会とかですね、コロナでこの2年はなかなかできてなくて本当に悔しいですけれども、そういうことをやっておりまして、コロナが終わりましたら再開をさせていただきたいなと思ってます。
例えば出張授業で10歳のときに「睡蓮」を見る。それが例えば大人になってまた、この地域で同じ「睡蓮」を見れるわけですよね。
そうすると、まったく違う発見がある気がするんですよね。美術には、もちろん正解がございませんので、自分自身の感じ方もその時の状況とか状態が変わってきます。いろんな感じ方をすると。そういうことが長い人生のスパンの中で、ずっとできる。生涯的に回想体験ができるというのも、この乙訓地域にいることの一つの魅力なのかなという感じがいたします。
補足なんですが、あともう一つはやはり地域の文化財を保存すること。さっきもマンションになるかもしれないという大山崎の築100年以上の別荘、登録有形文化財になっておりますけども、それを保存して補修して、次の世代地域の世代の人たちに渡していくっていうことが、これは美術館としても非常に大きな仕事であると思っております。こういうことをやることによって、おこがましいんですが、文化を支えて、創造性豊かな若い方たちを、そういう人材を育てていく一助になれればなと思っております。

司会

ありがとうございます。もうお一方、前川さんはいかがでしょうか?

前川さん

田中さんがおっしゃられてた「美術には力がある、創造性がある」っていうのは、まさしくその通りだなと思って聞いておりました。弊社でも社会地域貢献活動を推進しておりますが、その中でも出前授業をさせていただいてるんですけども、特にその中でSTEAM教育っていうところに力を入れております。STEAMというのはサイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、リベラルアーツ、マスマティックスということで、理数系の教育をベースに創造性教育を入れたものというふうな定義でございます。従来のように何かをたくさん作れば売れるとかそんな時代じゃなかったりとか、先行きが見えにくいっていう中で、今の子供たちがこれからの社会を生き抜いていくためには、そういう創造性とか自分たちで課題を解決していく力が必要だっていうふうに考えておりまして。そういったSTEAM教育の支援として19年から出前事業の一つとして体験型プログラミング教室「動け!!先生ロボット」っていうのをリリースいたしました。私も一応理系出身なんですけど、プログラムって聞いたら、「いやちょっと言語とか分かりません」ってなるんですけど、そういう単にプログラミング言語が分かるようになるようなものではなくて、論理的思考を身につけていくことを目的に設計しています。具体的にはロボット先生は弊社の社員が扮装しておりまして、ロボットのかぶり物の中に子どもたちからの指示が表示されてそのとおりの動きを行います。子供たちは出されたミッションをクリアするために右手を上げるとか、左足を一歩出すとか、そういった指示を組んで、先生ロボットの動作をプログラムしていきます。そういった体験を通して、プログラミングって楽しいものなんだとか難しくないんだというきっかけや、学びに向かう姿勢みたいなのを整えるところに取り組んでおります。前川さん
実際にやった子供たちからは、楽しかったとか、もっと勉強してみたくなったとか、すごくたくさん手書きのコメントをいただいたりとかして、ああよかったなというふうに思っています。一方で、その授業をするには10名ほどの社員が必要で、社内公募で手を挙げてくれた社員が仕事の合間にちょっと集まって担当者からレクチャーを受けて、いざ本番を迎えるっていうような形です。参加した社員は子どもたちにわかりやすくするためにはどう言ったらいいんだろう、小学生に伝わるようにするにはどうしたらいいんだろうっていうのをすごく考えて取り組んでいて、自身の仕事に帰ったときに周りの違う部署の人たちに、どう伝えれば分かってもらえるだろうみたいなことを考えて進めるなど、成長させていただいていて、貢献活動と言いながらも、お互いWin-Winな感じでさせていただけるのかなというふうなところがあります。

司会

ありがとうございます。美術の力に共感されておられましたけれども、先日、京都文化博物館で知事が、まさに若手芸術家の方と話された時、もっと保育園時代から芸術を教えたらどうかみたいな話をされたことなどを思い出しました。知事、今のお二人の話についていかがですか。

知事

まず田中さんの話で、子供のときの体験というのはすごい強烈な印象として残るというのは確かにあって、私は国土交通省にいまして、防災教育とか環境教育なんかもね、東日本大震災のときにも「釜石の奇跡」というのがあってね、子供らは避難訓練の通りにやって全員が助かった。家に帰ろうとか家族がどうなっているかという前に、津波が来たらとにかく一目散に高いところに向かって走れと。ちっちゃい子の手を引いて走れと。その通り全員がやったんですね。だから、環境についても、京大の総長の山極さんといつもよく話してて、環境もやっぱり小さい時にもっと環境を大事にしようみたいなことがあれば、非常に大きい。特に美術とか文化の面っていうのは、みんなが美術家や作家になるわけじゃないんだけれども、その後どう自分が人生を楽しむのかというのもあるし、地元に美術館があるっていうのは非常に大きくて、また故郷に帰ったときに、また訪れるみたいなことがある。
特に2022年度中に文化庁が京都に移転してきます。文化庁との間でも、例えば、全国高校生伝統文化フェスティバルなどは、もともと京都府がやっていたんですけど文化庁と一緒にやるようにもなりました。地域に根ざした美術館は全国にあると思うので、ネットワークみたいなものを作ってもらうとありがたい気もしますね。似たような役割を果たしているところもあると思うんですけれども。
前川さんのお話では、プログラミングだけですかね、やっておられるのは。何か他のプログラムを出前授業でされていませんでしたか。

前川さん

プログラミングは最近ですが、それ以前はセイサク君とセイコちゃんというロボットを使ったキャリア教育ですとか、あとは環境教育とか、手回し発電機とか、そういうのを2006年からずっと継続していて、今もバランス良くさせていただいています。

知事

村田製作所のような世界的な企業がその地域貢献に繋がるようなことをやっておられるっていうのが非常に大きくて、セブン商店会のCO2濃度のモニタリングなどもコロナ対策でも非常に貢献していただいているんですが、もう一つはちょっと理科系教育の話になるんですけども、理系女子が非常に不足していると。この間も聞いたんですけど、京都府内の有名な企業が大卒や院卒の理系の女性の採用では、全社がライバルだそうです。人材が限られている。この人は欲しいとなると、みんな欲しいっていうね。小中高の時に、特に中高かもしれないんですけど、女性が理科からだんだん興味を失っていく過程がどうもあるらしいんですよね。小学生の間はなんとなくこうみんな一緒にやってるんだけどっていうこともあって。やっぱり女性の発想も企業には必要なんだけども、意外と人材がいないとかね。そういうようなことにも貢献していただけるとありがたいなということと、あと子育て世代おられるんですけれども、私は子育て環境日本一を掲げていますが、いろんな取り組みがあると思うんです。医療から教育まで。その中で職場が一番遅れてるんじゃないかなと思って、子育てに優しい職場づくりを企業に宣言をしてもらっています。今では1,400社ぐらい府内で宣言してもらってます。絶対的に言えるのは、子育てに優しい、例えば時間単位年休やってるとか子連れ出勤を認めているとか、そういう会社は全部、子育て世代に優しいだけじゃなくて社員全員に優しいのはまず間違いないのと、かなりの企業を訪れていますけれども、明るいですよ、まず職場が。そういうところは何となくみんな和気あいあいとしている。育休中にもかかわらず、ママさんが子供を連れて会社によく遊びに来るっていう企業が多いですよね。みんなに子どもを見せて抱っこされて、みたいなことが普通に行われているような企業が多くて。やっぱり子育てに優しいということを追求すると、なんとなく働き方改革にも通じるんじゃないかなと思っています。
ぜひとも社内でもそういう子育てにやさしい企業の追求というのはどんどんやってほしいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。

司会

今の「働いて良し」っていうところでですね、もう少しお伺いしたいなと思うんですけど、例えば前川さんは今、知事から出ておりました時短とかですね時間年休の制度がある企業の数は、実は3年前は(京都府は)全国平均を下回っていたんですけど、この間、地域の企業をずっと回って、これはいい制度だということで積極的に推し進めて、今は全国平均を上回る数の企業が時間年休を導入されているということもあるんですけど、実際に「働いてよし」っていう観点で、そういう時短、ワークライフバランスみたいなところでいかがでしょうか。

前川さん

ありがたいことに弊社は充実していますね。私自身は短時間勤務を取得させていただいておりますが、弊社の場合は法令を上回って小学6年生まで取得できたりですとか、そもそも時間単位で取れるっていうのもございます。労使が協調しながら、どういった環境だったらみんなが働きやすいのかということを通年で話し合い、仕事では良いパフォーマンスを発揮できるように従業員が安心して働くことができる環境を整えるために年々よくなっていて、大変ありがたいなと思っているところです。
あとは取りやすさですね。制度があるんだけど、取れないとか取りにくいとかでは意味がないですよね。男性の育休の事例もちらほら出てきているので、そういったことも社内でPRすることで「取れるんだ」「取っていいんだ」みたいな風土を醸成しているっていうところですね。
制度が整っているというところと、取りやすい雰囲気みたいところが、ポイントになってくるかと思います。

知事

清水さんが現役の頃は、男性育休なんかでは考えもしなかったでしょう。働いておられた頃とかいかがでしたか?

清水さん

私が勤めているときは、だいたい深夜12時までは会社にいるというふうな、そういう時代だったんですよね。今思いますと子供たちと話をする、そういう時間っていうのは、もっと作るべきだったなという気がしております。12時までいましたけれど、じゃあ、それは必ずしも仕事だけかっていうと、いろんな話を、仕事以外の話も含めて、それから仕事でもそのときに必要でない将来のことについてのディスカッションとか、そういうことも含めての時間でしたので、そこのところはもっとやり方があったんじゃないかなと。今の方は多分そういうところで長けていらっしゃって、時間を有効に使われているんじゃないかなと。

知事

私もこの手の話では自分の体験を全く紹介できないんですよね。猛烈に仕事をする環境にいたということになるんですけれども。知事写真
ただ、いろんな企業を回る中で男性育休について言われたことで、すぐ施策に繋げたことがあったんですけど、男性育休を取れ取れって言われるけども、何の予備知識もなく、いきなり取っても、まず役に立たないっていうことと、疲れ果てて職場に復帰してきて「仕事の方が楽やったわ」っていうね。なので、育休を取る前に、最低限の、例えばおしめを替えるだけじゃないでしょうけど、子育てについてのいろんな基礎的なものを学んだ上で育休を取ってもらった方がいいんじゃないかということを、ある企業の総務部の責任者の方から言われたんです。そうしないと、取れ取れって言われても、結局は女性の足手まといになるだけだとかね。そういうところもあわせて環境整備をしないといけない。つい取得率だけを言うと、そういう「取るだけ育休」みたいになってもいけないので中身も整えていく必要があるということを痛感しました。いろんな声を聞いていかなきゃいけないと思っております。

司会

田中さん、いかがでしょうか?今まで出てきてた話を受けて。

田中さん

先ほどの「住んで良し」のところで「ああ、わかった」と思ったんですけど、私、住まいは東京に今ありましてね、大阪とか京都とか、いろいろなところで仕事をしていまして、なかなか京都に来られないんですけれども。あと仕事柄、日本全国をずっと回っていたこともあります。京都で美術館を運営してて、パートのスタッフの方々とか、あと来館者の親子の方々を拝見していて、とにかく一番の印象はですね、お母さんが元気なんですね。皆さん元気ではつらつとしてるんですね。それがおそらくさっきの話じゃないけど、やっぱり子育てにやさしいまちづくりというところが、ある程度浸透しているから、お母さんが元気なんだとやっと答えがわかった気がいたします。ぜひ美術館も子育てというところの、本当に微力ではございますけど、一助になればと思っております。
さっきの知事がおっしゃっていた他の美術館と連携をとるというところで、例えばビジュアル・シンキング・ストラテジーという取り組みがあって、美術鑑賞をどういうふうにしようかっていう部分なんですけど、それはさっきもちょっと申し上げましたけど、ただ教えるんじゃなくて、例えばこの絵は何時代で、誰が描いてっていうんじゃなくて、この絵を見てどう思う?っていう自分の意見をまとめて発表するっていうことの能力を高めていくっていうカリキュラムなんです。ぜひそういうことも導入して、お子さんへの普及を頑張っていきたいと思います。

司会

今のお話は「働いてよし」からは少しずれるかもしれないんですけど、それについてもう少しKAMICOさんにも聞いてみたいなと思います。元気なお母さんっていいますか、先ほども子育てにやさしいまちということでセブン商店会さんもそうですけど、そのあたり今の田中さんのお話を聞いてどうでしょう。

KAMICOさん

皆さん共通して話されていることは、働くことや、子育て、自分たちの豊かさって何なのかということを改めて考えさせられる内容だと感じました。昔の時代のお父さんたちって朝から晩まで働いてたと思うんですけれども、何が根本的にあるかって言ったら、家族の時間を豊かにしたいからっていうところが原点かと思います。働き方改革って、コロナになってから結構シフトしていってたと思うんですけれども、実際私の高校時代の後輩の夫婦がですね、女性の方は大企業に勤めていて、旦那さんが大学の職員さんで、不妊治療で子供を授かって、最初1人目のときは彼女が1年、旦那さんが半年の育休を取ってたんです。2人目も、今度は旦那さんも1年間育休をとって子育てを楽しんでいます。夫婦で、2人の子どもを子育てしている姿を、私も近くで見ていると、これが本当の家族の形なんだなあと思うんですよね。彼女より旦那さんの方が料理が割と上手なので家事も率先してやってくれてるんですね。で、2人とも育休中に保育士さんの資格を取るために勉強して、合格したというのを先日シェアしていて、すごいなと思ったんですね。彼女は産後から子どもとふれあえる音楽遊びやリトミックもはじめてたんですが、自分ができることを子供に還元して、さらにそれが地域だったり、周りの人も豊かになるようなシェアができているので、素晴らしいなと思います。
また、私が切り絵を始める前、美容部員をしていた頃の後輩ともつい2日前に会ったんですけど、その子も今、生後8ヶ月の子どもがいて、育休中だと。だけど4月から保育園に預けて、時短で職場復帰をする予定で、育休に入ったけれども、やっぱり子供との時間をもっと作りたいから保育園に預けるっていう選択肢が何かもやもやするって言ってたんですよね。
でも、その会社は割と若い従業員が多いので育休を取って復帰するとか、そういう前例もあまりないところだったので、その子はどうしようかなって悩んでたんですけど、やっぱり自分が母になったときに環境も変わるし、心境なんかも変わってきたと思うんですよね。バリバリ仕事しててもやっぱり子供との時間の方が楽しいなっていうふうになるように、自分の環境の変化、心境の変化をちゃんと企業側にも伝えて、それを柔軟性を持って対応してくれるっていうような社会の仕組みを作っていければ、みんなが豊かになってくるんじゃないかなと思います。
田中さんのお話していたその創造性を広げるっていうのは、私もアーティスト活動もしていましたので、学生時代は枠にはめられることがすごく嫌いだったんですね。正解があるというよりも、形のないもの、芸術的なものの方が、やっぱりその子自身の個性、本質的なところっていうのが引き出せるものだと思うんですね。企業の方たちが、子供たちに対していろんな教育をされている、企業として利益だけを求めるのではなくて、その地域の子供たちにも還元しているっていうのが、お話を聞いてて素晴らしいなと思いました。

 訪れて良し

司会

ありがとうございます。それでは、最後のテーマ「訪れて良し」ということで、乙訓地域の魅力をどう高めていくのかっていうことにも通ずるかなと思うんですけども。「訪れてよし、乙訓」ということで、まず田中さん、お話をお伺いしてもいいでしょうか?

田中さん

先ほど一番最初に美術館の紹介のところで、元々その地域を元気にしたいっていうことを申し上げたんですけれども、本当に願うのは、これだけこの素晴らしい地域に全国から1人でも多くの観光客を誘引して、この地域の素晴らしさを、ぜひわかっていただきたいと本当に強く思ってます。具体的に言えば、歴史と文化の里であるこの地にある美術館として恥ずかしくないような企画展ですよね。それを企画をして、日本全国、特に若い方々にどんどん来ていただくような企画展を開催して、お客さまを呼んでいきたいと。企画展は今、年3回から4回やっております。そういうことでお客様を呼んでいきたいというところがございます。田中さん
それともう一つはですね、まさにこの地には、素晴らしい文化施設がいっぱいあります国宝もいっぱいあります。そういう施設と、もっともっと連携をしていかなきゃいけないし、もっと我々も教えを受けなきゃいけない。後は京都府の皆様と、もっともっと連携を強化してですね、ネットワークを作って、観光誘客の企画を出していけたらと思っています。例えば今、聴竹居さんという国の重要文化財の建物がございます。これはご存知のように環境工学のアプローチから、日本の風土とか生活、あと環境というものと、空間とを融合させた藤井厚二さんの傑作中の傑作。環境共生住宅の傑作中の傑作といわれている建物なんですけれども、そことですね、聴竹居・大山崎山荘モダンライフ鑑賞ツアーの開催を、今はコロナで中断してるんですけど、やろうということで、2~3回やったんですけれども。うちの大山崎山荘(加賀正太郎の別荘)と、聴竹居さんを見ていただいて、要は自然と調和した心豊かな生活。癒しの生活ですよね、ぜひそれに思いを馳せていただきたいというツアーなんです。まさに今コロナ禍でね、これだけ世の中が変わって価値観が変わった中でね、東京の六本木などにあるタワーマンションでもですね、絶対味わえない癒しのある、心豊かな、自然と調和した、この豊かで楽しい生活、日常生活というのがやっぱり一番大事なんだということが、皆さん分かりはじめたのかなと。そういう今にまさにぴったりの企画をやったりしています。このように、まずは魅力ある企画展を企画して、そして皆さんに来ていただくと。それと、文化財や皆さんとさらにネットワークを強化してお客様を呼ぶこと。それを頑張っていきたいと思っております。

司会

ありがとうございます。KAMICOさんからは乙訓の魅力を高めるためのアイディアみたいなものを聞かせていただけたらと思うんですけど、どうでしょうか?

KAMICOさん

さっきの田中さんがおっしゃっていた自然と調和したモダンライフというのが、私も自然との調和が大事だなと思っていて。人間も自然の一部なので、今までだったら例えばテーマパークのような作られた世界とか、人工的なものに惹かれてることがあったかもしれないんですけれども、これからどんどんデジタル化していく中で相反する自然やアナログなところがすごく大事になってくるのかなあと思います。人との繋がりっていうところも。この長岡京・乙訓の魅力っていうのは、もともと都があったっていうところですよね。歴史ある神社仏閣っていうのがすごく多くありますし、私の切り絵体験に来られる方の中に外国人夫婦が個人旅行で通訳さんをつけてこられた方がいらっしゃって、日本によく来ていて京都も好きだけれども、何度も来てるから今度はちょっと違う京都を味わいたいとか、切り絵をしたいって奥さんがおっしゃってて来られたんですが、何を見てどう繋がったか分からないんですけど、今はSNSとかが普及してるので、自分の何かやりたいなと思ったことがピンポイントでマッチしたら来られるのかなと思います。KAMICOさん
長岡京市でいうと、柳谷観音楊谷寺さんの花手水がSNSですごく有名なんですね。お手水の中に花を入れはじめた発祥の地というか、それがどんどん全国に広がったっていうところで。お寺ってちょっと敷居が高いとかって思われがちなんですけれども、うちのような小さな街の中にあるところがマルシェをして、リアルな人の繋がりを大切にして、大きい歴史あるところは観光の人たちを呼び込むっていうふうに、時代に合わせて形を変えて継承していけたらいいなと思っています。
私自身も結婚した翌週に長岡京ガラシャ祭で、細川ガラシャと忠興に抽選に選ばれて、輿入れ行列でこうやって手を振って長岡京市を回ったんですけれども、約30年ぐらい続けておられるということで、コロナがあって、今はリアル開催ができていない状態ですが、地域の方たちが扮装して行列をするお祭があるのも、その土地の人たちを一つに繋げるものになるのかなと思いました。
あとは天王山のハイキングをする方は、長岡京駅から勝龍寺城を見て、うちの勝龍寺に来て、あと恵解山古墳に来て、天王山の方へ歩かれる方もいるので、連携しながら自然や文化的な価値、この街の魅力を体感できる流れをつくる必要があるのかなと思います。
今年、長岡京市は市制50周年という節目にあたりますので、「かしこ暮らしっく」って言ってるように、市民が住みやすい街にすることと、訪れてこられる方たちを受け入れる器というか、おもてなしみたいなのを、みんながやっていけたらいいんじゃないかなと思います。

司会

ありがとうございます。知事、今のお話はいかがでしょうか。

知事

最初の話とちょっとかぶるところもあるんですけど、行き活きトークで訪れたときに錦水亭の女将さんなんかもですね、地元の人に満足してもらわないと、単に観光客目当てみたいなことじゃ駄目だっていうことをおっしゃっていました。セブン商店会なんかも、コロナのもっと前から、ハロウィンのイベントをやって、最初は反対があったらしいんですよね。子どもたちにお菓子を配るだけやったらしいんですけど、それでは売り上げ増に繋がらへんからといって。だけど、毎年やってるうちに、だんだん子どもたちについて大人も来るわけですよね。買い物していこうかって言ってるうちに、そこへちょうど授乳とかの子育て支援の施設をやるとか、そのうちCO2も協力するとか、親御さんが買い物している間に子供さんが遊んでいるスペースがあったりとかも出てくる。地元の魅力とプラスしていかなきゃいけないかなと思ってるんですが、やっぱり乙訓って、利用可能な鉄道駅が10駅もあるんですね。JR4つと、阪急が6つもありますし、それからインターチェンジも2つある。ものすごい便利なんですよね。長岡天満宮へ行った時も気温37度以上の中、インタビューした観光客の1組が東京から車で来られた2人だったんですけど、どうしてここに来られたんですかって聞いたら、東京からずっと車で来たので、インターチェンジから一番近くで有名な神社を探したらここだったっていうふうなことだったんですよね。最終目的地は奈良だったらしいんですけど、その前に、まず一番最初の立ち寄り先として、インターチェンジから一番近くて、比較的格の高い神社が長岡天満宮だったと。あと、もう一人お腹の大きな奥さんと旦那さんのご夫婦が安産祈願に来られたんですよ。どこにお住まいですかって聞いたら、亀岡だったんです。旦那さんの実家が大阪なんですよ。実家に帰っておられるわけですね、出産前で。それで2人の近いところの真ん中で便利なところが長岡天満宮だったと。要するに、非常にポテンシャルが高い。先ほどから田中さんもおっしゃっているように、自然も残っているし、観光資源はもちろん美術館も、先ほどありました聴竹居もありますし、待庵もありますし。
実は昨日、私は堺で行われた関西古墳サミットに出ていたんですけれども、乙訓古墳群というのが11基、平成28年度に国史跡に一括して登録されたんですけど、これ、清水さんが残念だと言われた平安京とかよりもずっと前です。古墳時代ですからね。
そのときに乙訓の古墳と大和政権の大王の墓とが、造り方が同じなんです。石舞台ってありますよね。それと全く同じものがこの乙訓古墳群にあるとかね。僕は古墳が大好きなんですけれども、やっぱストーリーがね。
ちょっと欠けているのは、1個1個は魅力があるんだけども、なんとなく乙訓全体を周遊するとか、ちょっとこう行くっていうところがね、先ほど聴竹居の話がありましたけども、もう少しこう、広く周遊するようなことができればね、もっと話が広がるし、来ていただけるのかなと思って、その辺は一部行政の役割もあるので、そこもちょっと追求していく必要があるのかなということを考えています。
もともとポテンシャルが高いからこそいろんなものが残っているんだと思うんですけどね。

清水さん

長岡京市さんの方には、柳谷観音とか、勝龍寺城、勝龍寺さんも含めて、大山崎町には大山崎山荘美術館さん、向日市にも向日町競輪場があります。これは今お話がありました古墳群の一角の、西山の丘陵地帯にありましてね、平安京を望めるような良い場所なんです。競輪が最近ちょっと開催が少なくなってまして、月2回ぐらいですので、向日市まつりとか激辛商店街のイベントとか、そういうのにも使われていたり、それから自転車モトクロスの施設を作っていただきまして、子供さんも利用できる場所になっています。これをもっと皆さんに知っていただいて、たくさん子供さんたちが来ていただけたら。大人の方も楽しめるスポーツですので。
自転車、競輪は、オリンピックでも競技として採用されておりますしスポーツとして見直してもいいかなという気がしております。競輪場も、例えば周りを竹の生垣で囲んでいただくと、イメージ的にも違いますし、向日市役所は竹のイメージで、市役所の庁舎を作りましたので、競輪場の方もそういうイメージで改装していただくと、もっと市民の方々を含め、府民の方々が「訪れてよし」という場所になるんじゃないかなと思っておりますので、またご検討いただければ。

 知事からひとこと

司会

それでは最後に、知事から一言お願いできますでしょうか。

知事

本日は皆様がそれぞれのお立場で、乙訓を愛して活動に取り組んでいただいているということが実感できました。テーマは「住んでよし、働いてよし、訪れてよし、~乙訓の笑顔あふれるまちづくり~」ということなんですが、まちづくりというのは本当に総合的な取り組みなので、今日いろんなお話を聞かせていただいたので、今後のわれわれの施策展開にも非常に参考にさせていただきたいと思っております。
私もまちづくりに長く関わってはいるんですけれども、やっぱり皆さんのような人がいないと進まなくて。それぞれの立場で熱心にまちづくりに取り組んでおられる方が集まれる場をつくるとか、アイディアを集約するとか、そういうところに行政の役割もあるのかなと。これは、京都府もありますけど、今日はたまたま無観客ですけれども、乙訓の市・町もそういうつもりでですね、少しそこに手を加えることによって、大きな効果を上げていきたいなというふうに思っています。
今はコロナということで、第6波を何とか乗り切らないといけないというところですので、皆さんの活動も非常に制約を受けているということが話の端々に出ておりましたけれども、いずれこれは収束していって、ポストコロナ社会になると、今日聞かせていただいた乙訓の良さですね、それがもっと注目される世の中になるはずなので、自然の豊かさとか、そういうことに価値観を見出していこうとか、デジタル化をもっと進めばどこにいても働ける環境ができるとか、いろんな世の中の大きな変化のじわじわした流れがコロナを契機として一気に加速するようなところがあるので、ますますチャンスかなと思っております
私もできる限り府政に反映していきたいと思いますので、皆さんいろいろ大変だとは思いますけど、引き続き、それぞれの活動に取り組んでいただくことをご期待申し上げまして、締めのご挨拶とさせていただきます。本日はお忙しいところお越しいただきまして、ありがとうございました。

司会

それではこれで西脇知事と行き活きトークを終了させていただきます。
どうも皆さん、ありがとうございました。


今回のトークの様子は、KBS京都テレビにおける府の広報番組「京都ライブ!」(外部リンク)で放送されます。

協力いただきました皆様、ありがとうございました!

集合写真(JPG:4,430KB)

(最後にみなさんと集合写真)

 

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