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このたび、本府が構成員となっている関西広域連合において、近年、世界的に関心が高まっているプラスチックを中心とした海洋ごみの問題に関して、「関西プラスチックごみゼロ宣言」を行いました。
本府も、関西広域連合の一員としてプラスチックごみの削減のための取組をより一層進めていきます。
プラスチックは、社会や経済の発展により私たちの暮らしが利便性を増す中で身近に使用されてきました。
使用済みプラスチックの一部は、ポイ捨てなどにより、河川等を通じて海へ流れ込んでいます。こうした海洋プラスチックごみによる地球規模での環境汚染や生態系への影響が懸念され、国際会議で議論されるなど世界的に関心が高まっています。
関西地域は、日本海、瀬戸内海、太平洋に囲まれ、河川、湖沼の間に形成された山地、盆地、平地に2,200万人余りの人々が生活しており、この地域からも相当量のプラスチックごみが海洋に流出していると思われます。
本年6月、G20サミットが関西の大阪で開催され、海洋プラスチックごみ問題が議題の一つとなる予定です。この機会を捉え、関西全体の広域行政を担う関西広域連合は、プラスチックごみによる海洋汚染防止に取り組むとともに、その強い決意を国際社会に向けて発信することが重要です。
ついては、関係自治体が連携して、ごみを出さないライフスタイルへの転換を目指し、これまで取り組んできたマイボトルやマイバッグ持参運動等を通じた3R(リデュース、リユース、リサイクル)をさらに推進し、住民、事業者、団体等と協力しながらごみのポイ捨て防止や一斉清掃活動、発生抑制などプラスチックごみゼロに向けた不断の取組を行うことをここに宣言します。
2019年5月23日
関西広域連合
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