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ミル

学名

Codium fragile (Suringar) Hariot

分類

緑藻綱ミル目ミル科ミル属

ミルの個体【写真1】

ミルの細胞【写真2】

ミルの群落【写真3】

写真の説明【写真1:ミルの個体(2005年6月29日舞鶴市田井)】【写真2:ミルの細胞(写真1と同じ)】【写真3:岩盤上のミルの群落(1998年8月28日京丹後市丹後町竹野漁港)】

分布

全世界的に分布する種です。京都府では舞鶴湾などの内湾でよくみられます。また、丹後半島など波あたりの強い場所では、やや深いところに生育しています。

生態

多年生であり、一年中みつけることができます。漢字では「海松」と書き、ミル模様の語源となった独特の形態を持ちます。その特徴から種判別も簡単にできます。

ミルの細胞は個々に分かれておらず、一つひとつが繋がっています。日本ではかつては虫下しの医薬品として用いられていましたが、現在ではほとんど利用されていないようです。韓国ではキムチの材料としての需要もあり、養殖の研究が行なわれています。

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