ここから本文です。

イギス

学名

Ceramium kondoi Yendo

分類

紅藻綱イギス目イギス科イギス属

岩に生えるイギス【写真1】

 イギス個体【写真2】

 顕微鏡写真【写真3】

写真の説明【写真1:岩に生えているイギス(2005年)】【写真2:イギスの個体(写真1と同じもの)】【写真3:イギスの顕微鏡写真,先端部の二叉がイギス類の特徴(写真1と同じもの)】

分布

 本州、朝鮮半島、中国に分布しています。京都府では内湾から外海までの様々な環境に生育しています。舞鶴湾や宮津市養老などの内海側では、ホンダワラ類に付着しているものが多いのに対し、伊根町から京丹後市の外海域では、岩に生えているものを多くみかけます。

生態・利用

 冬から初夏にかけてよくみかけます。ホンダワラ類に付着したものは、舞鶴湾では1~2月に多く,丹後海の宮津市養老では5月前後に多くなっていました。テングサやオゴノリのように、イギスの煮汁もトコロテンのような食品となりますが、現在ではあまり利用されていません。

小枝の先端部が2叉になるのがイギス類の特徴です。

お問い合わせ

農林水産部海洋センター

宮津市字小田宿野1029ー3

ファックス:0772-25-1532

ngc-kaiyo@pref.kyoto.lg.jp