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2天然海域での標識エビの放流・追跡調査
 
 平成12年には、新しい尾肢切除方法で標識付けしたクルマエビ種苗を宮津市由良地先にはじめて放流しました(体長70mmサイズ、3,727尾)。そして、放流した年の9月には標識エビが刺網で漁獲されはじめ、この標識方法が天然海域での種苗放流でも有効であることが判りました。その後も標識エビの漁獲は続き、これまでの漁連市場などでの調査では、放流から1年以上経過後も再捕されています。クルマエビの寿命は2〜3年なので、これまでの尾肢切除標識(横切り)と同様、新しい標識(縦切り)もクルマエビの生涯に渡って有効であると考えられます。また、再捕された放流エビの標識の発現率は約91%と推定され、天然海域においても本標識方法の実用性がきわめて高いことが確認されました。
 この標識方法を用いて切除処理を施した再生後の尾肢形状は屋外でも肉眼で容易に識別でき、市場等での標識個体の発見率の向上が期待されます。また、漁業者の方々にとっては、漁獲したクルマエビの中の標識エビを確認できることにより、自分達の放流したエビを自らの手で漁獲していることが実感でき、また種苗放流の効果を多くの人に展示することも可能となります。

漁連市場での調査風景
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