京都府沖合海域における標識再捕データによる成体雌ズワイガニの死亡係数の推定
山崎 淳・大木 繁・田中栄次
日水誌, 67(2) : 244-251 (2001)
1990年、1995〜1997年に成体雌の標識法流を行い、再捕データをもとに最尤法により死亡係数を推定した。1990年放流群の全減耗係数(Zi)は1.699year-1、1995〜1997年放流群のZiは0.975〜1.181year-1と推定された。一方、操業が周年禁止されている保護区内に放流された群のZiは0.561year-1と低い値であった。1990年と1995〜1997年放流群とのZiの差を混獲投棄による資源減耗を軽減するための底曳網の操業禁止区域の設定と絡めて考察した。
(京都府立海洋センター業績 No.135)
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