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丹後の海の生き物

トリガイ

トリガイ

 寿司屋さんで一般的に出回っているトリガイは重さ約4g、殻の大きさ7cm程度のものが多いようです。一方、丹後の海で獲れるトリガイは殻の大きさが9〜10cm、重さが40g程にもなるジャンボサイズです。この大型貝は、身が厚く、歯ごたえも良く、香りと甘みが強いことから市場で人気があります。
 近年、環境条件の変化もあり、ジャンボトリガイの漁獲量は減少してきています。海洋センターでは、大型トリガイを増やし、多くの人に食べてもらうために養殖技術の開発に取り組み、ほぼ完成させています。
 現在、舞鶴湾などで漁業者の方々が養殖した大型のトリガイには、「丹後とり貝」と名付けて販売されています。毎年6〜7月に収穫されるので、地元の料理屋さんで味わってみて下さい。

 京都府立海洋センター 主任 田中雅幸
 京都新聞掲載


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