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オジロトウネン

Calidris temminckii
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
オジロトウネン

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選定理由

冬鳥として府内で越冬する。越冬個体数は極めて少ないが、近年減少はしていない。

形態

全長15cm。夏羽では頭上から体の上面は黒い軸斑と黄褐色の羽縁が明瞭、胸は黄褐色に黒い縦斑があり、腹は白い。飛翔時には翼に白帯が出て尾羽の外側は白い。嘴は黒く、足は黄緑色。

◎近似種との区別 トウネンの足は黒色。

分布

ユーラシア大陸北部で繁殖し、インドや東南アジアで越冬する。国内では旅鳥として九州以北に少数が渡来し、越冬する個体もいる。府内では春秋の渡り期に少数が、冬期に極めて少数が確認されている。

◎府内の分布区域 南部地域。

生態的特性

水田や干拓地、河川の河口部などに出現する。繁殖期には昆虫、非繁殖期には甲殻類やゴカイなどの小動物などを採食する。巣はヤナギなどの根元につくり、一腹4卵を産む。一腹目はオスが、二腹を産む場合はメスが抱卵する。

生息地の現状

府内では春秋の渡り期に、泥質の多い中流域の河川、代かき中の水田や休耕田に少数が出現し、冬期には極めて少数が水を抜いたため池などで越冬する。

生存に対する脅威

よい越冬地となるかどうかはため池の管理法によることが大きい。

必要な保全対策

越冬しやすいため池の管理が重要である。

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