菌類担子菌門 ハラタケ目 テングタケ科
キタマゴタケ
Amanita javanica (Corner et Bas) Oda, Tanaka et Tsuda
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 発生量、発生場所とも少ないが、京都府産の標本には疑問がある。今回は据え置いたが、今後再検討を要する。 |
|---|---|
| 形態 | 図鑑などでは、タマゴタケ型の白色のツボに、全体的に黄色い色を帯び、つばも黄味を帯びることが特徴とされるが近年の詳細な研究（Oda et al. 1999）によると、チャタマゴタケ黄色型なども含まれていることが明らかにされた。胞子の形状比較などが必要である。 |
| 分布 | 京都府、熊本県、沖縄県、ジャワ島とされてきたが再検討必要。 ◎府内の分布区域 京都御苑（京都市上京区）、府立植物園（左京区）とされるが再検討を必要とする。 |
| 生態的特性 | シイ、ブナ、ナラなど広葉樹下に夏から秋に発生する。外生菌根菌。 |
| 必要な保全対策 | 整地をせずそのままの状態を保持する。古木を残しておく。 |
文献 吉見（1986）、今関ほか（1988）、本郷（1994）、Oda et al. （1999）、池田（2013）
執筆者 吉見昭一（原文）、佐久間大輔（改変）
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