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京都府レッドデータブック2015

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菌類のアイコン菌類
担子菌門 ベニタケ目 ベニタケ科

ハツタケ

Lactarius lividatus Berk. & M. A. Curtis
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし

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選定理由

発生環境(若いアカマツの疎林)はかつてに比べると減少している。

形態

傘は径5~10cm、初め丸山形、のち中央がくぼみ、さらに反転することがある。表面は時に粘性があり、淡赤色、淡赤褐色、桃色、環紋がある。傷つけると淡青色のシミを生じ、汚斑ができる。乳液は暗紅褐色、のちに青緑色に変わる。ひだは垂生、密。柄は傘と同色。

◎近似種との区別 アカハツ(L. akahatu Tanaka)は環紋が目立たず、傷部分の青変性が弱い。乳液は橙色、後に赤紫色。

分布

日本全土。

◎府内の分布区域 修学院離宮(京都市左京区)、京都御苑(上京区)、城陽市。

生態的特性

マツの根に外生菌根を共生。成熟林分には少なく、庭園のマツや、裸地を伴う若齢林に発生する。

文献 今関ほか(1988)、本郷(1994)、吉見(1986)

執筆者 吉見昭一(原文)、佐久間大輔(改変)

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