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子嚢菌門 ボタンタケ目 オフィオコルディセプス科

トガリスズメバチタケ

Ophiocordyceps oxycephala (Penz. & Sacc.) G. H. Sung, J. M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし

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選定理由

発生を見つけるのが難しい。だんだん少なくなり、現在は希少種となった。

形態

子実体は寄主スズメバチの成虫の死骸胸部より、淡黄色で1mm×5~8cmの柄部を1~数本出し、先端に2mm×1~1.5cmの長紡錘形で黄色の先端が尖る子座をつける。

◎近似種との区別 ハチタケ(Ophiocordyceps sphecocephala (Klotzsch ex Berk.) G.H. Sung, J.M. Sung, Hywel-Jones & Spatafora)は先端が尖らない点で区別できる。

分布

京都府、台湾、中国大陸、ジャワ島、ボルネオ島、タイ、ブラジル。

◎府内の分布区域 舞鶴市、大文字山(京都市左京区)、稲荷山(東山区)。

生態的特性

ヒメスズメバチ、キイイロスズメバチなどの成虫に発生する。コナラ落葉の上にころがる。発生期は7~10月で11月頃の未熟体は翌年3月頃に完熟する。

生育地の現状・脅威

落葉樹林が里山から減り、確認数が少なくなってきている。

文献 清水(1997)、吉見(1986)、奥沢(2012)、日本冬虫夏草の会(2014)

執筆者 吉見昭一(原文)、佐久間大輔(改変)

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