ホーム > 京都府レッドデータブック2015

京都府レッドデータブック2015

文字の大きさ

トップページ野生植物菌類 > ナガエノホコリタケ

菌類のアイコン菌類
担子菌門 ハラタケ目 ハラタケ科

ナガエノホコリタケ

Tulostoma fimbriatum var. campestre (Morgan) G. Moreno
京都府カテゴリー

絶滅寸前種 新規

2002年版 リスト外
環境省カテゴリー 情報不足(DD)

掲載項目の解説をみる

選定理由

主に自然海岸に残る海浜植生に発生。海浜植生自体が限られていることから。

形態

子実体は類球形10~25mmの頭部と20mmほど(最大100mm)の柄部からなり、半ば砂に埋もれて頭部と柄の上部のみが地表に出る。殼皮は2層、外皮は灰褐色から赤褐色、砂粒を巻き込み、頭部下側などに襟状に残る。柄は赤褐色で鱗片状。

◎近似種との区別 近似種にアラナミケシボウズタケ(T. var. fimbriatum)があり、顕微鏡による胞子の確認が必要。

分布

本州(新潟以南)、世界各地。

◎府内の分布区域 京丹後市網野町など。

生育地の現状・脅威

海浜植生の保全。

改訂の理由

ナガエノホコリタケの生態が明らかになり、海浜植生の指標的な重要性を帯びていることから、指定した。

文献 今関、本郷(1989)、池田(2013)

執筆者 佐久間大輔

トップページ野生植物菌類 > ナガエノホコリタケ

京都府レッドデータブックに掲載されている野生生物や地形・地質、生態系などに関する情報がありましたら、情報提供フォームからお寄せください。

情報提供フォーム

お問い合わせ先:京都府環境部自然環境保全課
TEL:075-414-4706 FAX:075-414-4705
E-Mail:[email protected]
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ページの先頭に戻る