岩戸山いわとやま京都府歴史的自然環境保全地域（昭和59年3月13日指定）

場所	福知山市大江町仏性寺日浦ヶ嶽　地内（天岩戸神社周辺地域）
指定面積	13.28 ヘクタール
指定理由	本地域は、岩戸山とも呼ばれる城山（標高427.3m）の東斜面等に位置し、天岩戸神社の神域として古くから人手に触れないまま残されてきたところである。特に千丈ヶ嶽に源を発する宮川の渓谷、渓流の巨岩の上に立つ社殿、御座石、神楽岩等の由緒ある地物が一体となって、渓谷両岸を覆うすぐれた天然林と密接に結びつき、すぐれた歴史的風土が保持されていることから指定している。
主な規制内容	特別地区：10.37ヘクタール（位置）保全地域の区域のうち、岩戸山東斜面を中心とした区域野生動植物保護地区：10.27ヘクタール（位置）特別地区のうち、宮川の河川敷を除いた区域（採取禁止植物）イナモリソウ、イワギリソウ、エビネ、オオツヅラフジ、クリハラン、コショウノキ、コタニワタリ、コバノチョウセンエノキ、サイハイラン、ミヤコミズ、ムクロジ、メグスリノキ、ヤマイバラ、ヨコグラノキ（計14種）普通地区：2.91ヘクタール
植生の概要	本地域の植生は、標高が約380ｍと低いにも関わらず、暖温帯から冷温帯への移行帯に属する極めて豊富な植物相を持ち、群落組成上特にすぐれた状態を保持した極相林となっている。（主な群落）落葉広葉樹を混交するカシ林、ブナ－イヌブナ林、シイ林、岸壁植生 ◎文献：岩戸山京都府歴史的自然環境保全地域指定書及び保全計画書　昭和59年　京都府

宮川渓流

天岩戸神社本殿

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