| 選定理由 |
春秋の渡りの時期に旅鳥として府内に滞在する。滞在する個体数は少なくはないが、近年減少している。 |
| 形態 |
全長22cm。夏羽では頭上は赤褐色で黒い縦斑があり、冬羽では茶褐色味が少し淡くなる。背にはＶ字形の白線がある。 |
| 分布 |
シベリア北部の一部で繁殖し、オーストラリアやインドなどで越冬する。国内では旅鳥として全国に渡来する。沖縄では少数が越冬する。府内では春より秋の渡り期に多く、巨椋干拓地などで観察されている。
◎府内の分布区域
南部地域。 |
| 生態的特性 |
内陸の湿地や水田、干潟に出現し、小甲殻類、貝、昆虫を採食する。 |
| 生息地の現状 |
府内では泥質の多い河川の中流域、代かき中や田植え直後の水田、休耕田に出現する。巨椋干拓地などで少数ながら毎年観察されているが、近年減少している。 |
