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イブキジャコウソウ Tymus serpyllum L. subsp. quinquecostatus (Celac.) Kitam.

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 種子植物
科名 シソ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 日当たりのよい岩地にはえる小低木で北部地域にわずかに生育しているにすぎない。
形態 茎は細く地上を這って伸び、高さ3〜15cmで、全体に芳香がある。葉は対生で短い柄があり、両面に腺点がある。花は6〜7月に開き淡紅色の唇形小花をつける。

◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.397,日本の野生植物III:85頁
分布 北海道、本州、九州、朝鮮半島、中国大陸(東北部)、モンゴル、中国大陸、ヒマラヤ、アフガニスタン。
◎府内の分布区域
北部地域。
生存に関する脅威 遷移の進行、園芸目的の採取。
必要な保全対策 モラルの向上によって採取をやめさせる。
特記事項 蛇紋岩、安山岩などの露出する岩礫地で、他の草木が繁茂できないところに残っている。非常に変異が多く、分類群の認識がむつかしい種である。


執筆者:高木 俊夫
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