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マツタケモドキ Tricholoma robustum (Alb. et Schw. ex Fr.) Ricken

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 菌類
目名 ハラタケ目
科名 キシメジ科
属名 キシメジ属



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 近年激減して、発生を見ることは少ない。
形態 マツタケの形に似ているが小形で、傘の表面は茶褐色の細かい鱗片が密着して、中央部が茶褐色となる。つばがあり、柄の基部が細くなる。胞子は広楕円形、平滑、径5〜7×4〜5μm。マツタケ臭は甚だ弱く、煮ると黒くなる。味はマツタケより劣る。
◎近似種との区別
全体が白色のものをシロマツタケモドキ(T. radicans Hongo)と言う。
分布 長野県峰ノ原、京都府、ヨーロッパ。
◎府内の分布区域
瑞穂町、園部町、岩倉、修学院離宮(左京区)。
生態的特性 アカマツ林内地上に、秋少し遅く発生する。
生息地の現状 極めて少なくなった。アカマツの枯死がその理由と思われる。山の手入れが必要である。

文献:伊藤(1961) 今関・本郷(1957) 今関・本郷(1987) 今関・大谷ほか(1988) 
執筆者:吉見 昭一 
最終更新 2008.3(環境省カテゴリー変更)
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