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ヤンマタケ Hymenostilbe odonatae Kobayasi (不完全菌)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 菌類
目名 麦角菌目
科名 スチルベラ科
属名 ヒメノスチルベ属



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 局所的に発生があったが、次第に少なくなってきた。
形態 子実体はトンボ類の体節間部から抽出され、不規則な棍棒状で淡紅色、先端は白色で球形となり、粉状の分生子をつける。分生子は長楕円形か紡錘形(時にかつお節形に変形)、径10〜15×2.5〜2.8μm。
分布 福島県、愛知県、京都府、香川県など。ニューギニア島。
◎府内の分布区域
瓜生山、大文字山(左京区)、宇治市、舞鶴市、美山町、大宮町。稀。
生態的特性 寄主はノシメトンボ、ナツアカネ、アキアカネ、ミルンヤンマなど。多くは空中湿度の高い川辺、湿地の樹枝、倒木や笹の幹上のトンボ遺体から10月〜翌年2月頃発生。ヤンマタンポタケはヤンマなどにでる冬虫夏草といわれている。

文献:今関・大谷ほか(1988) 吉見(1988) Y. Kobayasi(1941) 
執筆者:吉見 昭一
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