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クロカタビロオサムシ Calosoma maximowiczi (Morawitz, 1863)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 オサムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 西日本では産地が局限され、府内では2ヶ所しか記録がない。
形態 原色日本甲虫図鑑(II)[保育社、1985]、第3図版、図2を参照。府内には同属にエゾカタビロオサムシが居るが、体形と体色で容易に区別が可能。
分布 北海道、本州、四国、九州、東アジア広域に分布。西日本では産地は局限されている。
◎府内の分布区域
京都市深泥池の周辺に産することが知られていたのみであったが、本調査の期間に宇治市天ケ瀬森林公園における生息が確認された。
生態的特性 中部地方以北では主としてブナ帯に生息することが知られており、時に多産する年があるが通常は比較的稀な種とされている。宇治市天ケ瀬においてはクヌギを主とする放置薪炭林内に見られ、樹上の鱗翅類幼虫を捕食しているものと推察される。
生息地の現状 宇治市天ケ瀬では森林公園として保存されたクヌギ林にのみ生息しているが、クヌギの樹木は極めて狭い範囲に限られ数も少ない。
生存に対する脅威 里山の薪炭林の消失が直接的な脅威と考えられる。
必要な保全対策 本種は飛翔能力があるため、里山薪炭林を密度よく回復させれば目的を達することができよう。宇治市天ケ瀬森林公園については自然植生の保護に努め、過度な外来樹の植栽(たとえばソメイヨシノの植樹)などは慎重たるべきと考える。

文献:京都昆虫研究(1991) 伊藤ほか(1997) 
執筆者:水野 弘造
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