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イズリハメクラチビゴミムシ Stygiotrechus morimotoi notarum S. Ue'no, 1980

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 オサムシ科
イズリハメクラチビゴミムシ画像



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅寸前種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 特異な形態をした短肢型のメクラチビゴミムシで、京都市西京区ポンポン山がタイプ産地。モリモトメクラチビゴミムシの亜種であるが、京都府は種の分布の東限である。本種を含むノコメメクラチビゴミムシ属は西日本に固有の属であるが、いずれの種類も記録が極めて少ない。本種は属の分布の東限にも当たり、学術的に貴重である。
形態 体長2.4〜2.5mm。体は赤褐色ないしは暗赤褐色で、複眼は完全に退化し消失している。体の後半部に比して前半部が異様に大きい。上翅は癒合し、肩部に1対の大きな歯を備える。後翅は退化している。
分布 京都府、大阪府(高槻市北部)。原亜種モリモトメクラチビゴミムシは大阪府茨木市と箕面市に分布する。
◎府内の分布区域
京都市西京区のポンポン山北西麓のごく狭い範囲に分布する。
生態的特性 涸れ沢に堆積した粘土を含む砂利層のわずかな間隙に生息する。極めて小型で脚が短いため、動きはやや緩慢。新成虫は8〜10月頃現れ、ほぼ年中を通じて活動している。
生息地の現状 タイプ産地の京都府側では記載以来記録がないが、府境を隔てた大阪府高槻市出灰ではごく最近にも生息が確認されている。二次林ないしはスギ植林中の沢が生息地になっているため、環境は比較的安定しているが、個体数は極めて少ない。
生存に対する脅威 樹木の伐採による土地の乾燥化、土壌の汚染、土砂の採取など。
その他 日本固有種

文献:Ue'no(1973) Ue'no(1980b) 上野ほか(1985) 北山・芦田(1999) 
執筆者:芦田 久
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