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ヒロオビミドリシジミ Favonius cognatus latifasciatus Shirozu et Hayashi,1959

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鱗翅(チョウ)目
科名 シジミチョウ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 京都府は分布の東限にあたり、北部地域にのみ局地的に分布するため。
形態 前翅長18〜22oの大型のシジミチョウ。オスの翅表は金緑色に輝く。メスの翅表は普通黒色で前翅に淡白色の斑紋がある。裏面の地色は白っぽい灰白色。
◎近似種との区別
他のミドリシジミ類、特にエゾミドリシジミやハヤシミドリシジミ、オオミドリシジミに酷似するが、オスの翅表はこれらの種に比べ黄色味が強い金緑色、裏面は白っぽい灰白色で、裏面の白帯の内側にある縁取りは他種よりも明瞭であることなどで区別できる。
分布 本州(京都府、大阪府〜山口県)。
◎府内の分布区域
北部地域(夜久野町・福知山市・綾部市など)に分布するが、局地的。
◎近似種との比較
ナラガシワ林では、オオミドリシジミ、ウラジロミドリシジミなどが混棲するが、特にオオミドリシジミとの区別には注意が必要。その他のミドリシジミ類の近似 種は主にミズナラ林などに生息している。なお、北部のカシワ林では、今後ハヤシミドリシジミも発見される可能性がある。
生態的特性 ある程度大きなナラガシワを主体とする雑木林に生息する。発生は年1回、6月中・下旬頃。オスは主に日中、活動する。成虫はクリなどの花を訪れることがある。産卵は、ナラガシワの幹や太枝、枝の分岐部などに行われ、卵(卵内幼虫)で越冬する。
生息地の現状 生息地の雑木林が伐採され、生息範囲が狭められている。
生存に対する脅威 食樹のナラガシワを主体とする雑木林が、開発や道路拡張工事などに伴い、広範囲で伐採され、生息地が失われる可能性がある。
必要な保全対策 開発や道路の拡張工事などによって、発生地となっている雑木林が失われることがないよう、注意する必要がある。また、未発見の生息地があると思われるので、継続的な調査が必要である。

文献:猪又(1986) 川副・若林(1976) 福田ほか(1984) 藤井ほか(1984) 藤岡(1975) 松香(1994) 安川(1983) 安川(1984) 渡辺(1991)  
執筆者:藤井 恒
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