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キゴシジガバチ Sceliphron manndaraspatanum kohli Sickmann,1894

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 膜翅(ハチ)目
科名 アナバチ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 絶滅危惧種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 1950年代に同属のアメリカジガバチの侵入以降、徐々に個体数が減少していたが、近年は激減し、ほとんど姿を見なくなった。絶滅が危惧される。
形態 体長20〜28mm、黒色、前胸背板に1対の黄紋、腹柄は黄色(アメリカジガバチは黒色なので区別は容易)。
分布と生態的特性 南西諸島から本州南部地域、ベトナム、中国大陸に分布。オニグモ属、コガネグモ属、シロカネグモ属など造網性のやや小型のクモを広く狩る。泥の育房を人家の軒下の壁などに並列営巣する。最後に泥の上塗りをする。
生息地の現状と保全対策 最近はほとんど姿を見ない。アメリカジガバチもほぼ同様の泥の巣をつくり、狩る獲物の種類もほぼ重なっている。京都府市内でも人家周辺に多いズグロオニグモなどがアメリカジガバチによく狩られている。正確な記録はないが、京都府市内でも、1970年代には南部地域ではかなり少なくなっていた。大阪府の寝屋川市や枚方市では、アメリカジガバチが増えて、キゴシジガバチはやや古い巣ばかりが目立つようになっていた。1950年代頃、アメリカジガバチが伊丹空港からおそらく米軍の輸送物資などから侵入して、分布を拡大するにつれ、本種の個体数は徐々に減少してきた。1970年代後半から1980年代には日本海側でもアメリカジガバチが席捲してきた。直接の証拠はないが、外来の近縁種アメリカジガバチとの相互関係が最も脅威になっていると考えられる。適切な保全対策はたいへん難しい。
その他 東アジア固有亜種

文献:岩田(1975) 
執筆者:遠藤 彰
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