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 トップページ > 野生生物種 > 昆虫類 > マダラクワガタ(原名亜種)

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マダラクワガタ(原名亜種) Aesalus asiaticus asiaticus Lewis, 1883

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 クワガタムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注目種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 府内の分布域は比較的狭く連続しない。良好な自然環境の指標として注目される。
形態 体長4.0〜6.0mm程度。体型は長円型で赤褐色、背面には名前の由来にもなっている黒色と金色の毛の束からなる「まだら」がある。一見するとコガネムシのように見えるが、オスの大腮はわずかながら発達する。幼虫の頭部は黄色で頭幅2.0mm程度。肛門孔は3葉片で囲まれる。
分布 日本固有種で北海道、本州、四国、九州のほか、佐渡島や伊豆諸島、対馬、屋久島、種子島などの離島にも分布する。この内、屋久島産の個体群は別亜種ヤクシママダラクワガタ( A.a. sawaii)として区別されている。ブナ帯を中心に分布しているが、奈良市の春日山など、照葉樹林に生息している例もある。
◎府内の分布区域
丹後半島を含む府北部地域のブナ・ミズナラ林を中心に分布する。
生態的特性 本種の成虫は3月下旬頃から野外活動を始める。新成虫は蛹室内で越冬する。幼虫は各種広葉樹の褐色腐朽材に見出される。
生存に対する脅威 森林の伐採はもちろん、林道建設やハイキング道の整備、下草刈りなどによる林内の乾燥化が多湿な環境を好む本種へ悪影響を与えることが懸念される。加えて、マニアによる採集圧が新たな脅威となり得る。
その他 日本固有種

文献:Araya(1993a) 荒谷(2001) 荒谷・大淵(1992b) 京都昆虫研究会(1991) 水沼・永井(1994) 
執筆者:荒谷 邦雄
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