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トワダオオカ Toxorhynchites (Toxorhynchites) towadensis (Matsumura, 1916)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 双翅(ハエ)目
科名 カ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注目種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 現状では広く分布するが、生息には良好な樹相が条件となり、環境指標性が高い。
形態 日本最大のカで、美しい青藍色の体色をしていて、識別は容易。
分布 北海道から屋久島まで広く分布。
◎府内の分布区域
中部地域の山地帯に多く見られるが、離れて八幡市(石清水)にも産する。
生態的特性および生息地の現況 成虫は林間を緩やかに飛翔し、オスは群飛するが、発見しにくい。メスは空中で卵を放出するという特異な産卵習性をもつ。メスも非吸血性である。幼虫は捕食性で、樹洞に生息するが、古タイヤの水たまりからも得られた記録がある。十分に生育した森林には広く分布して、個体数も少ないものではないらしい。したがって現状では存続に不安はないが、樹洞が生息の必須条件であるため、伐採は長期にわたって生息環境の破壊となる。

文献:大石(2001)  
執筆者:大石 久志
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