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タイワンカブトムシ Oryctes ( Macroryctes) rhinoceros (Linnaeus,1758)

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類群 昆虫類
目名 鞘翅(コウチュウ)目
科名 コガネムシ科



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注目種−外来種
環境省カテゴリー なし


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 日本における現在の分布(定着)の北限は奄美大島であり、府内の記録は明らかに人為的な偶産と考えられるが、本種の場合、リゾート施設等の建設に伴って移植されるヤシ類に混入し思わぬところに分布を拡大している可能性があり注意を要する。今回の記録が外国産カブトムシやクワガタムシの飼育ブームに乗って意図的に持ち込まれた個体である可能性もあり、警告の意味も込めて選定した。
形態 サイカブトの別名のとおり、雌雄とも頭部に一本の短い角を備える。体はカブトムシより太短く艶がある。腹面は多数の剛毛で覆われる。
分布 東南アジア地域に広く分布する。日本へは80年ほど前に台湾経由で八重山諸島に侵入した後、徐々に北上を続け、現在では奄美大島にまで北上・定着している。
◎府内の記録
2001年7月には府内でも灯火に飛来した個体が採集された。
生態的特性 ヤシやサトウキビの大害虫として悪名高い。本種が定着した南西諸島では、緑化樹として重要なヤシ類に多大な被害を与えている。成虫は灯火にも飛来する。幼虫はヤシの枯木の他、畑脇に積み上げられた肥料用の牛糞の中からも発見されている。カブトムシ(本土とは別の亜種)と混在する沖縄ではより人為的な開けた環境に本種が進出しているようである。潜在的な適応能力が高い種であるため、他地域への定着の可能性も高く、注意が必要である。
その他 外来種

文献:荒谷(2000a) 荒谷(2000b) 荒谷(2000c) 片野田・谷口(1995) 
執筆者:荒谷 邦雄
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